評価されない仕事ばかりで、職務経歴書に書ける実績がない気がする|「数字にならない経験」を言語化する方法
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転職サイトの職務経歴書フォーマットを開いて、「実績」の欄で手が止まる。
売上◯%アップ、コスト◯万円削減。そんな数字を書けるほどの成果は、自分にはない気がする。頑張ってきたつもりではあるけれど、それが「実績」と呼べるものなのか分からない。
結論
実績がないのではなく、評価されない環境にいたことで、実績として言語化する機会がなかっただけの可能性が高いです。数字にならない経験も、分解すれば職務経歴書に書ける形になります。
なぜ「書けることがない」と感じるのか
理由の多くは、能力ではなく環境にあります。
評価制度が数字だけを見る会社では、調整役・後輩フォロー・トラブル対応といった仕事は「やって当たり前」として扱われ、成果として記録されません。記録されない経験は、本人の記憶の中でも「実績」という形に残りにくくなります。
つまり、実績が本当に「ない」のではなく、評価されてこなかったせいで、実績として扱う習慣がなかったというのが実態に近いです。
数字にならない経験を、3つに分解する
いきなり「実績」を書こうとせず、まず経験を分解します。
① 何を任されていたか 役職や部署名ではなく、具体的な業務を書き出す(例:新人3人の週次フォロー、他部署との納期調整)
② その業務で、何を防いだ・変えたか 「何もなかった」は成果です。トラブルが起きなかった、離職者が出なかった、なども変化として書ける(例:担当してから半年間、担当チームの離職者ゼロ)
③ 自分がいなかったら、どうなっていたか 代わりがいた場合との違いを考える(例:調整役がいないと部署間の連携が止まりやすかった)
この3つを埋めると、「特にアピールできることがない」という状態から、「数字ではないが、確かに機能していた役割」が見えてきます。
それでも「大した実績ではない」と感じたら
自分の経験を過小評価してしまうのは、比較対象が「数字で語れる同僚」になっているからです。職務経歴書で本当に見られているのは、成果の大きさそのものより、同じ状況になったとき、次の会社でも同じように機能できるかという再現性です。
たとえば、経理事務として5年働いてきたBさんの場合。上司からは「特別なことは何もしていない」と言われ続け、転職活動を始めたときも書ける実績が思い浮かびませんでした。ただ、業務を分解していくと、月次締めの遅延を独自のチェックリストで防いでいたこと、経理未経験の後任育成を任されていたことが見つかりました。数字にはなりませんが、「属人化しやすい業務を仕組み化した経験」として職務経歴書に書き直したところ、書類選考の通過率が変わりました。
SONOSAKIではこう考える
SONOSAKIは、実績の大小より、その経験が応募企業のどんな業務と接続するかを重視します。同じ「後輩育成の経験」でも、育成体制が整っていない会社であれば強みとして響きますが、すでに専任トレーナーがいる会社ではあまり刺さりません。応募企業が今どんな人物像を求めているかを先に整理したうえで、数字にならない経験の中からどれを前に出すかを決める、という順番で進めます。
自分の経験の中で、 何が実績として使えるのか、 一緒に棚卸ししてみませんか。
次に確認したいこと
→ そもそも頑張りが評価されない理由を確認したい 頑張っても評価されないと感じたら|自分の努力と会社の評価基準の「ズレ」を確認する方法
→ 後輩指導や調整役の頑張りが評価されない構造を知りたい 後輩指導や調整役までしているのに評価されない|「数字」に出ない頑張りが消える理由
→ 今の会社で改善できる問題か、転職しないと変わらないか判断したい 頑張っても報われないとき、異動と転職どちらを考える?|後悔しない選び方
→ 整理した経験を、応募企業ごとにどう見せるか知りたい 職務経歴書、同じものを何社にも送っていませんか?企業ごとに変える調整のやり方
実績を言葉にする作業は、一人でやるとどうしても「大したことない」に着地しがちです。何が使えるか分からない段階でも、LINEで一緒に整理できます。転職すると決めていなくても構いません。