契約社員・派遣社員のまま正社員を目指すべき?会社の登用を待つか、自分で動くか
コラム一覧へ戻る契約社員・派遣社員のまま正社員を目指すべき?会社の登用を待つか、自分で動くか
契約更新のたびに、同じことを考える。
「今年も更新はできた。でも、この先ずっとこのままなのだろうか」
正社員登用の話は、入社したときに聞いた気がする。でも、実際に登用された人を見たことがない。
結論
契約社員・派遣社員のまま正社員を目指すかどうかは、「その会社に正社員登用の実績が実際にあるか」で判断が変わります。制度があっても実績がなければ、待つより動いたほうが早いことがあります。
正社員登用制度は「ある」と「機能している」が違う
求人票や入社時の説明に「正社員登用制度あり」と書かれていても、それが実際に機能しているかどうかは別の話です。
厚生労働省の調査では、正社員と同様の仕事をしている契約社員がいる事業所のうち、正社員転換制度が「ある」と答えた事業所は54.6%でした。さらに、その制度がある事業所のうち、実際に正社員へ転換した実績が「ある」と答えたのは66.8%です。
正社員同様の仕事をしている契約社員がいる事業所
↓
正社員転換制度がある 54.6%
↓
そのうち実際に転換した実績がある 66.8%
出典:厚生労働省「令和2年有期労働契約に関する実態調査(事業所調査)」
つまり、制度があるというだけでは、3人に1人はそもそも転換実績がない事業所で働いていることになります。「制度はあるらしい」で止まっている場合、まず確認すべきは実績の有無です。
会社に確認したい2つのこと
- 過去3年で、実際に正社員へ転換した人は何人いますか
- 転換の基準は勤続年数ですか、それとも評価や試験ですか
「頑張っていればそのうち」という曖昧な説明しか返ってこない場合、基準そのものが存在しない可能性があります。逆に、人数や基準を具体的に答えられる会社は、制度が実際に運用されている可能性が高いといえます。
今の会社の登用制度が、 本当に機能しているものなのか、 判断がつかないことがあります。
一人で待ち続ける前に、 今の状況を一緒に整理することもできます。
待つ場合と、動く場合の分かれ目
【待ったほうがよさそうな場合】
・転換実績が実際にある
・基準が明確で、自分もあと少しで届く
・今の仕事内容に大きな不満はない
【動いたほうがよさそうな場合】
・制度はあるが転換実績を確認できない
・基準が曖昧、または年々変わる
・契約更新の判断が会社都合に左右されやすい
派遣社員の場合はさらに、同一の会社で正社員登用されるルートだけでなく、他社の正社員求人に応募するルートも同時に検討する価値があります。契約社員・派遣社員として積んだ経験は、応募先の業務内容と重なる部分がある限り、未経験ではなく実務経験として評価されます。
SONOSAKIではこう考える
契約社員・派遣社員のままでいることは、それ自体が問題ではありません。SONOSAKIでは、今の会社の登用制度に実績があるかどうかと、今の経験が他社でも正社員求人として通用する内容かどうかを分けて確認します。登用を待つ間に動けなくなってしまうより、両方の可能性を同時に見ておくほうが、結果的に選べる道が広がります。
次に確認したいこと
→ 未経験から正社員を目指す業種の選び方を知りたい 未経験から入りやすい仕事はどこ?有効求人倍率で見る人手不足の3業種
→ フリーターから正社員を目指す場合の進め方を知りたい フリーターから正社員へ。未経験でも挑戦できる仕事の探し方
→ 職種によって転職のしやすさが変わるのか知りたい 職種によって転職のしやすさは違う?「ポータブルスキル」で考える転職可能性
→ 既卒の就職活動の進め方を知りたい 既卒からの就職活動、後悔しないための進め方を解説
制度を待つべきか、自分で動くべきか、今の状況だけでは判断がつかないこともあります。契約社員・派遣社員としての経験がどう評価されそうか、転職すると決めていない段階でも相談できます。