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「転職回数が多い理由」を面接で聞かれたら?パターン別の答え方と例文

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SONOSAKI編集部公開日:2026-09-08更新日:2026-09-08

「転職回数が多い理由」を面接で聞かれたら?パターン別の答え方と例文

「転職回数が多いですね。理由を教えてください」

聞かれた瞬間、これまでの転職を1社ずつ、正直に説明し始めた。

3社目まで話したところで、面接官の相槌が少し短くなった気がした。

結論

転職回数が多い理由を面接で聞かれたとき、大事なのは全社分の事情を順番に説明することではありません。複数の転職に共通する一本の軸を先に一言で示し、個別の事情はその補足として話すことです。軸の見つけ方は、自分の転職が「環境要因型」「ミスマッチ型」「キャリア構築型」のどれに近いかで変わります。

なぜ「回数」ではなく「答え方」で差がつくのか

採用担当が転職回数の多さそのものを理由に不合格にすることは、実際には多くありません。厚生労働省「転職者実態調査」(令和2年)でも、転職経験者のうち2回以上の転職経験がある人は全体の半数を超えており、複数回の転職は珍しい経歴ではなくなっています。

出典:厚生労働省「転職者実態調査」(令和2年)

面接官が本当に気にしているのは、回数ではなく「なぜそのタイミングで、その順番で転職してきたのか」という一貫性です。1社ずつバラバラに理由を並べると、聞き手は自分でその一貫性を探さなければならず、探しきれないと「都度、場当たり的に辞めてきた人」という印象だけが残ります。先に軸を渡してしまえば、聞き手はその軸に沿って個別の話を理解できます。

3つのパターンから、自分に近い答え方を選ぶ

複数回の転職理由は、多くの場合次の3つのどれかに近い形をしています。

複数回の転職、共通する理由は?
 ↓
会社側の事情(倒産・雇止め・組織変更)が主な原因?
 ├ YES → 環境要因型
 └ NO
  ↓
毎回、入社前のイメージと実態にズレがあった?
 ├ YES → ミスマッチ型
 └ NO(意図して役割やスキルを広げてきた)→ キャリア構築型

自分の転職理由を1社ずつ書き出し、どのパターンに一番近いかを確認してみてください。3パターンが混ざっている場合は、一番回数が多い理由に合わせて軸を選びます。

パターン別の回答例文

型が決まったら、次の構成に当てはめます。

環境要因型

「これまでの転職は、会社都合の組織再編や事業縮小が重なったことが理由です。いずれも自分から積極的に離れたわけではなく、その都度、それまでの経験を次の環境で活かせる仕事を選んできました。今回は、腰を据えて長く貢献できる環境を探しています」

ミスマッチ型

「転職のたびに、入社前に聞いていた業務内容と実際の役割にギャップがありました。その経験から、今回は面接の場でも実際の業務内容や評価の仕組みを具体的に確認させていただいており、御社についても同様に伺いたいと考えています」

キャリア構築型

「営業、営業企画、マーケティングと、意図的に役割を広げながらキャリアを積んできました。回数は多く見えるかもしれませんが、それぞれの経験を通じて顧客理解から施策設計までを一貫して担えるようになっており、次はその経験を一つの環境でより深く活かしたいと考えています」

いずれの型も、事実を誇張せず、最後は「だから次はどう働きたいか」という前向きな一文で締めるのが共通の型です。

自分の転職理由が、 どのパターンに一番近いのか、 一人では判断がつかないこともあります。

これまでの経歴を聞きながら、 一緒に軸を整理することもできます。

プロに相談する

使ってはいけない言い回し

次のような言い回しは、パターンに関わらず面接官の不安を強めやすいため避けます。

  • 「特に理由はなく、気づいたら転職を繰り返していました」→ 自分でも整理できていない印象を与える
  • 「前の会社が全部悪かったので」→ 他責に聞こえ、次の職場でも同じ言い方をするのではと思われる
  • 「とりあえず経験を積みたくて」→ 目的が曖昧で、今回の応募理由とも結びつかない

事実を隠す必要はありませんが、原因を会社側だけに置く言い方は、パターンに関わらず避けた方がいい表現です。

深掘り質問にどう備えるか

型に沿って答えると、面接官から「その中で一番学んだことは何ですか」と深掘りされることがあります。

このときも、複数の経験に共通する学びを一つに絞って答えるのが基本です。「どの職場でも、任された業務の背景まで理解してから動くと、成果につながりやすいと学びました」のように、経験の数ではなく学びの中身を一つ提示できると、話の一貫性がさらに補強されます。

SONOSAKIではこう考える

SONOSAKIは、回数を隠すための想定問答を作ることは勧めていません。

軸を作る前に、まず本当に一貫した理由があるのかどうかを、経歴を聞きながら一緒に確認します。軸が見つかる場合はそれを言葉にする手伝いをしますが、見つからない場合は無理に作らず、その事実自体を「次の会社選びで何を最優先に確認すべきか」の材料として扱います。

次に確認したいこと

→ 転職回数が多くても選考に通る人・通りにくい人の違いを知りたい 転職回数が多くても選考に通る人・通りにくい人の違い|業界より見られている3つのポイント

→ 「評価されなかったこと」が理由の一つの場合の伝え方を知りたい 退職理由を「評価されなかったから」と面接で言っていい?|報われなかった経験の伝え方

→ 職務経歴書でも一貫性をどう見せればいいか知りたい 転職回数が多いときの職務経歴書の書き方|回数を隠さずに一貫性を見せる書き方

→ そもそも自分の転職回数がどれくらい影響するのか知りたい 転職回数が多いと不利?企業が本当に見ているポイントを解説

→ 志望動機も企業ごとに変えるべきか知りたい 志望動機はコピペでいい?企業ごとに変えるべき理由と、変えなくていい部分の見分け方

自分の転職理由を書き出してみても、一貫した軸があるのかどうかは一人では判断しづらいことがあります。これまでの経歴をそのままLINEで見せてもらえれば、面接でどう答えるかまで一緒に整理します。転職を決めていない段階でも構いません。

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