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転職回数が多いと不利?企業が本当に見ているポイントを解説

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SONOSAKI編集部公開日:2026-07-27更新日:2026-07-27

転職回数が多いと不利?企業が本当に見ているポイントを解説

「転職回数が多いと、採用で不利になるのでは?」

3回目、4回目の転職を考えるとき、こんな不安を感じる人は多くいます。

確かに、転職回数は書類選考で目につきやすい情報です。しかし、転職回数の多さだけで採用が決まるわけではありません。

採用担当者が実際に確認しているのは、回数そのものではなく、「なぜ転職したのか」「その経験で何を得たのか」「次の会社で定着できるか」という点です。

この記事では、転職回数が多い場合に企業が実際に見ているポイントと、次の転職で意識したいことを解説します。

転職回数の「多い・少ない」は業界・年齢・職種で異なる

まず前提として、転職回数の基準は一律ではありません。

厚生労働省の「転職者実態調査」(令和2年)によると、転職経験者の中で2回以上転職したことがある人は全体の半数を超えています。転職が珍しくない時代において、回数だけで評価が決まるわけではありません。

また、業界によっても標準的な転職回数は大きく異なります。

  • ITエンジニアや専門職では、複数社でのキャリア形成が一般的
  • 建設・製造業などでは、長期勤続を評価する傾向が強い
  • スタートアップや外資系企業では、転職回数より実績を重視することが多い

同じ「4回の転職」でも、業界・年齢・職種によって受け取られ方はまったく異なります。「転職回数が多い=不利」という前提自体を、まず見直すことが大切です。

採用担当が転職回数から確認していること

転職回数が多い場合、採用担当者が書類や面接で確認しようとするのは主に次の3点です。

1.転職理由に一貫性があるか

転職のたびに理由が異なっていても問題はありません。採用担当者が気にするのは、各転職の理由に「その人なりの軸があるか」という点です。

たとえば、次のような一貫性は評価されやすくなります。

  • 「スキルアップのために環境を変えてきた」
  • 「家庭の事情や引越しなど、やむを得ない理由だった」
  • 「業界の縮小や会社都合など、外部要因が重なった」

逆に「特に理由がなく辞めた」「何となく合わなかった」という説明が続く場合、「次もすぐ辞めるかもしれない」という印象につながりやすくなります。

転職理由は正直に伝えることが基本ですが、「その経験から何を学んだか」「次の会社ではどう活かすか」をセットで伝えることで、印象は大きく変わります。

2.各職場での経験がキャリアに繋がっているか

転職回数が多くても、各職場で明確な経験やスキルが積み上がっている場合、むしろ多様な経験として評価されることがあります。

採用担当者が見るのは、「転職のたびに何かを得てきたか」です。

  • 前職での具体的な成果・役割・経験
  • それが次の職場でどう活きるか
  • 複数社での経験がどのように組み合わさるか

「転職を繰り返してきた」という事実よりも、「各転職でどんな価値を積み上げてきたか」が評価の中心になります。

頑張っているのに報われないと感じる原因と対処法でも触れていますが、評価制度との相性が合わない環境では、力を発揮しにくいものです。各職場での経験を振り返るとき、「環境が合わなかっただけ」と言える部分は正直に整理してよいでしょう。

3.次の会社で定着できるかどうか

採用担当者が最も気にするのは、「またすぐに辞めないか」という点です。

採用にはコストがかかるため、入社後に短期間で辞められることは会社にとって大きな負担です。そのため、次の点を確認されることが多くあります。

  • なぜこの会社・このポジションに応募したのか
  • 入社後のキャリアをどう考えているか
  • この会社でどのくらい働くつもりか

「転職回数が多い理由」を説明するだけでなく、「次の会社では長く働きたいと考えている理由」と「そのためにこの会社を選んだ理由」を具体的に伝えることが大切です。

転職回数が多い場合に意識したいこと

転職回数が多い状況で次の転職を成功させるために、特に意識したいのは次の3点です。

環境との相性を事前に確認する

転職回数が増える背景の多くに、「入社してみたら合わなかった」という経験があります。

これを繰り返さないために、求人票の条件だけでなく、次の4つの観点から確認することが重要です。

  • 文化(Culture):意見を言いやすいか、変化への姿勢はどうか
  • 評価(Assessment):評価基準が明確か、頑張りが反映される仕組みがあるか
  • 人間関係(Relationship):相談しやすい環境があるか、上司との距離感は合いそうか
  • 環境(Environment):残業・勤務時間・働き方が生活と合うか

自分に合う会社がわからない人へでは、これら4つの観点を使った会社選びの方法を詳しく解説しています。

面接で職場の実態を確認する

転職回数が多い場合ほど、面接での情報収集が重要です。

次のような質問を活用して、求人票には書かれていない職場の実態を確認してください。

  • 「上司との1on1はどれくらいの頻度でありますか?」
  • 「この部署を退職する方の理由はどのようなものが多いですか?」
  • 「入社後、困ったときはどなたに相談することが多いですか?」

人間関係がいい会社の見つけ方では、面接で使える質問例を7つ紹介しています。

「次が最後の転職になる理由」を自分の中で整理しておく

転職回数が多い人が採用されるためには、「なぜこれからはここで長く働けるのか」という説明ができることが重要です。

これは採用担当者に説明するためだけでなく、自分自身が「今回は合う環境を選べた」という根拠を持つためにも必要なことです。

「転職先を選んだ理由」「この会社の文化・評価・人間関係・環境が自分に合っていると判断した根拠」を言語化しておくことが、入社後の定着にもつながります。

転職回数が多いことは、キャリアの「多様性」にもなる

転職回数が多いこと自体は、マイナスとは限りません。

複数の会社・業界・職種を経験してきたことで、次のような強みになる場合があります。

  • 異なる環境でのコミュニケーション経験
  • 複数の業界・職種の視点を持った問題解決
  • 変化への適応力と新しい環境への慣れやすさ

AI時代に今の仕事を続けて大丈夫?転職より先に考えたい3つのことでも触れていますが、変化に対応した経験は、これからの時代においてむしろ価値になる側面があります。

「転職回数が多い」という事実を、どのような文脈で語るかが採用結果に影響します。

転職が怖いと感じているなら

転職回数が多いことへの不安から、「また失敗したら」という気持ちが強くなると、転職自体が怖くなることがあります。

転職が怖いのは普通です|不安を整理するための4つの視点では、転職への不安を整理する方法を解説しています。

また、転職を繰り返してしまう原因を整理したい場合は、転職を繰り返す人の特徴とは?また失敗しないために考えたい5つのことも参考にしてください。転職回数が気にされやすい業界・気にされにくい業界の違いを具体的に知りたい場合は、転職回数を気にしない業界・気にされやすい業界の違い|厚労省データで比較で解説しています。業界だけでなく、職種や退職理由の伝え方によって選考の通りやすさがどう変わるかは、転職回数が多くても選考に通る人・通りにくい人の違いで詳しく解説しています。

毎朝仕事に行きたくないと感じる人へでも触れていますが、今の職場でのつらさが積み重なっているなら、現状の整理から始めることが大切です。

まとめ

転職回数が多いことだけで、採用が不利になるわけではありません。

採用担当者が実際に見ているのは、次の3点です。

  1. 転職理由に一貫性があるか
  2. 各職場での経験がキャリアに繋がっているか
  3. 次の会社で定着できるかどうか

転職回数が多い場合ほど、「なぜ転職してきたか」より「なぜ次はここで長く働けるか」を具体的に伝えることが重要です。

そのためにも、次の転職では環境との相性を事前に確認することが、転職を繰り返さないための準備になります。

次の転職先の条件を整理したい方は、サイト内のLINE相談ボタンからご連絡ください。

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