転職回数を気にしない業界・気にされやすい業界の違い|厚労省データで比較
コラム一覧へ戻る転職回数を気にしない業界・気にされやすい業界の違い|厚労省データで比較
転職回数を気にしにくい業界は、実際に存在します。
人の出入りが多く、中途採用が前提になっている業界ほど、回数そのものより「今回はなぜここを選んだか」が見られる傾向にあります。反対に、新卒からの長期育成を前提にしてきた業界では、回数が相対的に目につきやすくなります。
この記事では、厚生労働省の産業別データをもとに、業界による違いと、業界だけで安心せずに確認したいことを解説します。
なぜ業界によって、転職回数への視線が違うのか
厚生労働省「令和6年雇用動向調査」によると、一般労働者の離職率は業界によって次のように差があります。
人の出入りが多い業界(一般労働者の離職率)
宿泊業,飲食サービス業 18.1%
サービス業(他に分類されないもの) 19.0%
生活関連サービス業,娯楽業 16.9%
人の出入りが少ない業界(一般労働者の離職率)
金融業,保険業 7.4%
教育,学習支援業 8.8%
製造業 8.8%
出典:厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」(産業、就業形態別入職率・離職率)
離職率が高い業界は、それだけ中途入社の人も多く、周囲に「転職経験者」がいる状態が当たり前になっています。そのため、回数そのものより「今回の応募理由に一貫性があるか」が見られやすくなります。
一方、離職率が低い業界は、新卒からの育成や長期勤続を前提にした評価・昇進の仕組みが根付いていることが多く、転職回数の多さが相対的に目につきやすくなります。
これは事実としてのデータであり、「だからどの業界に行けば安心」と単純に言い切れるものではありません。同じ業界内でも、会社によって採用方針は異なります。
転職回数が気にされにくい業界の特徴
- 人手不足が続いており、中途採用そのものが前提になっている
- プロジェクト単位・案件単位で働く文化があり、会社を移ることへの抵抗感が薄い
- 実力・成果で評価する文化が強く、在籍年数を重視しない
- IT・Web、宿泊・飲食、販売・サービス、介護・福祉などが代表的です
転職回数が気にされやすい業界の特徴
- 新卒からの長期育成を前提にした評価・昇進の仕組みがある
- 一定の勤続年数を経ないと得られない専門資格・許認可がある
- 終身雇用文化が比較的強く残っている
- 金融、公務員、大手メーカーの総合職などが代表的です
とはいえ、これらの業界でも中途採用の枠は増えており、「業界だから絶対に不利」と決まっているわけではありません。
今の転職回数で、 希望する業界に挑戦できるのか、 自分では判断がつかない。
そんな段階でも相談できます。
転職すると決めていなくても大丈夫です。 今の経験が、どんな業界・会社で評価されそうか、一緒に整理します。
業界だけで安心しないために確認したいこと
転職回数が気にされにくい業界だとしても、応募先の会社が実際にどう見ているかは別に確認が必要です。
- この会社は中途入社の社員がどのくらいの割合を占めているか
- 直近で入社した人は、どんな経歴の人が多いか
- 面接で、転職回数について踏み込んで聞かれるか
転職回数が多いと不利?企業が本当に見ているポイントを解説では、業界にかかわらず企業が実際に確認しているポイントを解説しています。あわせて確認してみてください。
SONOSAKIではこう考える
SONOSAKIでは、転職回数の多さそのものより「なぜ環境を変えてきたのか」「同じミスマッチを繰り返していないか」を見るべきだと考えています。
業界による違いは、あくまで採用側の許容度の傾向であって、次の転職が成功するかどうかを決めるものではありません。回数が気にされにくい業界を選んだとしても、環境との相性を確認しないまま入社すれば、また同じことを繰り返すことになります。
次に確認したいこと
→ 転職回数そのものより、企業が実際に見ているポイントを知りたい 転職回数が多いと不利?企業が本当に見ているポイントを解説
→ 業界の傾向を知ったうえで、自分の職種・経験・退職理由がどう見られるか知りたい 転職回数が多くても選考に通る人・通りにくい人の違い|業界より見られている3つのポイント
→ 自分に合う会社の条件を、文化・評価・人間関係・環境の軸で整理したい 自分に合う会社がわからない人へ
→ 面接で、求人票だけでは分からない実態を確認したい 面接の逆質問で会社の実態を見抜く方法
→ 同じ失敗を繰り返さないために、何を見ればいいか知りたい 転職を繰り返す人の特徴とは?また失敗しないために考えたい5つのこと
→ 人間関係がいい会社を、応募前に見分けたい 人間関係がいい会社の見つけ方
→ 業界そのものによる給料の違いも確認したい 業界によって給料はどれくらい違う?転職前に確認したい「給与の伸びしろ」の見方|厚労省データで比較
今の転職回数で、希望する業界や会社に挑戦できそうか、一人で判断がつかないときはLINEで聞かせてください。あなたの経歴がどう見えるか、どの業界・企業なら評価されやすいか、実際の求人も一緒に確認しながら整理できます。