SONOSAKIコラム一覧
会社選び

業界によって給料はどれくらい違う?転職前に確認したい「給与の伸びしろ」の見方|厚労省データで比較

コラム一覧へ戻る
SONOSAKI編集部公開日:2026-09-09更新日:2026-09-09

業界によって給料はどれくらい違う?転職前に確認したい「給与の伸びしろ」の見方|厚労省データで比較

同期と久しぶりに飲みに行った。

仕事の内容も、忙しさも、そう変わらないはずなのに、聞いた給料の額に思わず聞き返した。

「え、業界が違うだけで、そんなに変わるの?」

結論

業界によって、賃金の水準は月10万円以上、年間では100万円を超えて変わることがあります。ただし「給料が高い業界に行けば正解」とは限りません。業界の給与水準は「その業界にいる人の平均」であって、あなた個人がそこでいくらもらえるかを保証する数字ではないからです。業界選びで見るべきは平均額そのものより、そこに自分の経験が評価される余地があるかどうかです。

業界によって給与はどれくらい違うのか

厚生労働省の調査では、業界(産業)ごとの賃金差がはっきり数字に出ています。

電気・ガス・熱供給・水道業 月額 約45.4万円
宿泊業・飲食サービス業   月額 約30.4万円
 ↓
月額差:約15万円(年間では約180万円)
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(正社員・正職員、男女計、きまって支給する現金給与額)

このほかにも、情報通信業は約41.1万円、卸売業・小売業は約37.4万円、医療・福祉は約32.6万円と、業界ごとに差があります。同じ「正社員」でも、所属する業界だけでこれだけの開きが生まれます。

なぜ業界によってここまで差が出るのか

理由の多くは、業界の収益構造の違いにあります。設備投資が大きく利益率も高い業界(電気・ガス、金融など)は、1人あたりの生み出す利益が大きく、給与水準にも反映されやすくなります。一方、人手そのものが提供する価値の中心になる業界(宿泊・飲食、生活関連サービスなど)は、利益率が薄く、給与水準が上がりにくい構造があります。

これは個人の努力とは別次元の話です。同じ熱量で働いていても、業界の構造によって還元される給料の上限が変わってくる、というだけのことです。

「給料が高い業界に行けばいい」とは限らない理由

ここで注意したいのは、給与水準だけで業界を選ぶと見落とすものがある、という点です。

SONOSAKIでは、転職の判断基準を給与だけに置きません。給与+働く時間+人間関係+仕事内容+今後身につく経験+プライベートの時間+本人が今後どう働きたいか、を合わせて見ます。給料が15万円上がっても、残業が大幅に増える、評価制度が実力より年次で決まる、といった業界であれば、それが「本当に良い転職」かどうかは分かりません。

自分の今の給料が、他の業界に行くと実際どう変わるのか、 数字だけでは判断がつかないこともあります。

まだ転職を決めていなくても、 今の経験が他の業界でどう見えるかを整理する相談は可能です。

プロに相談する

業界の給与水準より先に確認したいこと

業界の平均賃金は、あくまで入口の目安です。実際に転職する場合は、次を確認する方が現実的です。

  • その業界の中でも、企業によって給与レンジ(同じ業界内での給料の高低差)はどれくらい違うか
  • 未経験・異業種からの入社でも、今の経験がどう評価されるか
  • 昇給の仕組みが、年次で決まるのか、成果や役割で決まるのか

特に2つ目の「今の経験がどう評価されるか」は、業界を変える転職では特に重要です。同じ経験でも、業界が変われば何が評価されるかは変わります。この点は異業種に転職しても、今の経験は評価される?|「同じ仕事」ではなく「使える部分」で伝える方法で詳しく整理しています。

SONOSAKIではこう考える

業界の給与水準は、転職先を選ぶ最初のヒントにはなりますが、結論にはしません。同じ業界の中にも給与レンジの高い企業・低い企業があり、同じ企業の中にも評価される人・されない人がいます。SONOSAKIでは、業界全体の水準だけでなく、応募を検討している企業ごとの給与レンジ・評価の仕組み・求める経験を調べたうえで、あなたの経験がそこでどう評価されそうかまで含めて確認します。

次に確認したいこと

→ 今の給料への漠然とした不安を整理したい 今の給料、この先どうなる?20代がなんとなく感じる将来の給料不安

→ 年功序列と成果主義、どちらの給与制度か確認したい 年功序列と成果主義、どちらが自分に合っている?給与構造の見分け方

→ 転職回数と業界の相性も気になる 転職回数を気にしない業界・気にされやすい業界の違い|厚労省データで比較

→ 未経験からの転職に不安がある 未経験転職が不安な人へ|失敗しないために確認したい6つのこと

業界の給与水準だけを見て決めるより、自分の経験がどこでどう評価されるかまで確認した方が、後悔は少なくなります。今の職務経歴書を見せてもらえれば、業界や企業ごとの見え方の違いを一緒に確認します。転職すると決めていない段階でも構いません。

関連記事

今のあなたに合う働き方を、
一緒に見つけませんか?