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20代で給料が低い。このまま働き続けて大丈夫?|転職する前に見ておきたいこと

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SONOSAKI編集部公開日:2026-08-21更新日:2026-08-21

20代で給料が低い。このまま働き続けて大丈夫?|転職する前に見ておきたいこと

給料明細を見て、ため息をつく。

家賃を払って、奨学金を返して、残ったお金で1か月をやりくりする。生活できないわけではない。でも、「この金額が、この先何年も続くのだとしたら」と考えると、急に不安になる。

大事なのは「今の給料が低いかどうか」より「この先どう変わっていく可能性があるか」です。この記事では、今の会社で給料が上がる余地と、転職した場合に給料がどう変わりやすいかを、実際に数字で見積もる方法を紹介します。

転職すれば給料は上がる、とは限らない

厚生労働省「令和5年雇用動向調査」によると、転職者の賃金は「増加」した人が37.2%、「減少」した人が32.4%、「変わらない」人が28.8%でした。

出典:厚生労働省「令和5年雇用動向調査」

転職した人のうち、実際に給料が増えたのは4割に届きません。「今の給料が低いから転職すれば解決する」という考え方は、半分正しく、半分は思い込みです。給料が上がるかどうかは、転職そのものではなく、どんな業界・職種・条件で動くかによって変わります。

確認すべきは「今の額」より「増える余地」

低い給料そのものより大事なのは、次の3点です。

  • 今の会社に、昇給・昇格の制度や実績があるか
  • 役職やポジションが上がったとき、給与レンジがどこまで伸びるか
  • 今の業界そのものの給与水準が、他業界と比べてどうか

制度としての昇給余地があるなら、今の会社にいながら給料を上げる道筋もあります。逆に、業界全体の給与水準が頭打ちになっている場合、個人の頑張りだけでは変えにくい構造の問題です。

ワーク:3年後の給料を見積もってみる

次の項目を、分かる範囲で埋めてみてください。

**現在:**月給__円 1年後の見込み:__円 3年後の見込み:__円 **今の会社で増える可能性:**高い/分からない/低い

「分からない」になった場合、それこそが確認すべきポイントです。昇給の実績や制度を、上司や人事に聞いたことがない人は少なくありません。

たとえば、事務職のEさんの場合。「このまま5年働いても、給料はほとんど変わらない気がする」と感じていましたが、実際に人事に確認したことはありませんでした。聞いてみると、昇格試験に合格すれば数万円単位で給与レンジが変わる制度があることが分かりました。Eさんが変わったのは給料ではなく、「分からないまま諦めていた」状態から「確認して判断できる」状態になったことでした。

同僚の給与を直接聞くより、確実な方法がある

「同期はいくらもらっているんだろう」と気になっても、直接聞くのは気まずいものですし、聞けたとしても条件が完全に同じとは限らないため、参考にしづらい面があります。

同僚同士の比較よりも確実なのは、会社としての制度・実績を確認することと、社外の相場データを見ることです。個人の給与を詮索するより、「この会社の仕組みとして、給与はどう決まるのか」を知るほうが、遠回りに見えて正確な判断材料になります。

業界の給与水準を確認する具体的な方法

「業界の給与水準が高いか低いか」は、感覚だけでは判断しづらいものです。次のような方法で、実際の相場をつかむことができます。

  • 転職サイトで、自分と同じ職種・経験年数の求人を10件ほど見て、給与レンジの中央値を確認する
  • 同業他社の求人票を3社分比較し、基本給と手当の内訳を見る
  • 求人サイトが公開している職種別・業界別の年収データを参考にする

一つの求人だけを見て「自分は安いんだ」「これが相場か」と判断してしまうと、実態とズレることがあります。複数を比較して初めて、自分の給与が本当に低い水準なのか、業界としてはそもそもこの水準なのかが見えてきます。

今の会社に確認したいこと

  • 昇給・昇格の基準は明文化されているか
  • 直近で昇格した人は、実際にどれくらい給与が変わったか
  • 評価が給与にどう反映される仕組みになっているか

評価そのものと給与の関係を詳しく整理したい場合は、頑張っても評価されないと感じたら|自分の努力と会社の評価基準の「ズレ」を確認する方法も参考になります。

転職を考える場合に確認したいこと

転職によって給料が上がりやすいのは、業界自体の給与水準が高い、経験やスキルが評価されやすい、といった条件がそろっている場合です。逆に、未経験の職種に挑戦する場合は、一時的に給料が下がる可能性も含めて考えておく必要があります。

転職後に収入が下がるリスクをもう少し詳しく知りたい場合は、転職して収入・待遇が下がるかもしれない不安、どう向き合う?、求人票や面接で給与制度を見極める方法は、評価してくれる会社の見分け方|求人票と面接で確認すべきポイントにまとめています。

給与以外の視点も忘れずに

給料だけで判断すると、見落としがちな要素があります。

  • 今の仕事で身についている経験は、他の会社でも通用するか
  • 労働時間や休日は、給料に見合っているか
  • 福利厚生や手当を含めた実質的な待遇はどうか

給与への違和感が、金額そのものより待遇全体のモヤモヤに近い場合は、給与・待遇にモヤモヤしたら|我慢すべきか判断する前に確認したいことも参考にしてください。20代のうちに転職するべきかどうかを広く整理したい場合は、20代で転職するべき?後悔しないために考えたい5つのポイント、将来への不安全体を整理したい場合は、20代の仕事・将来への不安、何から整理すればいい?5つの原因と対処法にも近い視点があります。今の会社で残したいもの・変えたいものを分けて考えたい場合は、20代で転職するか迷ったら|今の会社で残したいもの・変えたいものを分けてみるも参考になります。

「生活できないほどではない」を数字で確認する

「生活できないほどではない」という感覚も、実際に書き出してみると印象が変わることがあります。家賃、奨学金の返済、食費、固定費などを大まかに引き算してみると、毎月いくら余裕があるのか、実は把握できていない人も少なくありません。

余裕がほとんど残らない場合、それは「気分の問題」ではなく、収支として動く必要があるサインです。逆に、多少の余裕がある場合は、今すぐ転職を急ぐ理由は「金額」ではなく「この先の伸びしろ」にあることがはっきりします。

今日からできること

今日、給与明細か就業規則を開いて、昇給・昇格の条件がどこかに書かれていないか探してみてください。書かれていなければ、次の面談や1on1で聞いてみる、それだけで十分です。

よくある質問

昇給の見込みを聞くのは、評価を下げられそうで怖いです。

キャリアについての質問として自然に聞ける場面は多くあります。「今後のキャリアパスを考えたいので、昇給・昇格の目安を教えてください」という聞き方であれば、不自然ではありません。

業界全体の給与水準が低い場合、どうすればいいですか。

その場合、今の会社の中でできることには限界があります。同じ経験を活かせる、給与水準が異なる業界・職種への転職も選択肢に入ります。

給料が低くても、今の仕事にはやりがいがあります。それでも転職を考えるべきですか。

やりがいと給与のどちらを優先するかは、人によって正解が異なります。生活が成り立っていて、この先の昇給余地にも納得できるなら、今の会社に残る選択も十分に現実的です。判断に迷う場合は、やりがいと給与のどちらも一定水準で満たせる会社が他にあるかを、情報として確認してみるだけでも判断材料になります。

この記事の要点

  • 転職者のうち給料が実際に増えたのは37.2%にとどまり、転職すれば必ず上がるとは限らない
  • 大事なのは今の給料の額より、この先増える余地があるかどうか
  • 【現在】【1年後】【3年後】【増える可能性】を書き出すと、分からない部分が具体的に見えてくる
  • 昇給制度や実績は、聞いてみないと分からないことが多い
  • 見積もってみて判断がつかない場合、他社の求人でどのくらいの給与が見込めるか、LINEで一緒に確認できます

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