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20代で転職するか迷ったら|今の会社で残したいもの・変えたいものを分けてみる

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SONOSAKI編集部公開日:2026-08-18更新日:2026-08-18

20代で転職するか迷ったら|今の会社で残したいもの・変えたいものを分けてみる

「転職するべきか、しないべきか」。20代でこの問いに向き合うと、多くの人が二択で考えてしまいます。しかし実際には、今の会社の全部が嫌なわけではないケースがほとんどです。結論から言うと、「残したいもの」と「変えたいもの」を分けて書き出すと、二択では見えなかった選択肢が見つかります。

この記事では、5つの原因や後悔しないためのポイントを並べる一般論ではなく、今の会社を2つの軸で棚卸しする方法を紹介します。書き終える頃には、「転職する・しない」ではなく、「何を残し、何を変えるか」という、より具体的な問いに変わっているはずです。

「転職するべきか」で考えると、答えが出ない理由

「20代のうちに転職するべきか」という問いは、実はとても答えにくい質問です。なぜなら、今の会社への評価が一つにまとまっていないことが多いからです。

  • 仕事内容は好きだけど、評価のされ方に納得がいかない
  • 人間関係は悪くないけど、給料が見合っていない気がする
  • 休みは取りやすいけど、この先のキャリアが見えない

こういう状態で「転職するべきか」と聞かれても、YESともNOとも言い切れないのが正直なところです。この記事では、この問いをいったん脇に置いて、別の角度から状況を整理します。

ワーク:残したいもの・変えたいものを2列に分ける

紙を用意して、真ん中に線を引き、左に「残したいもの」、右に「変えたいもの」と書いてください。今の会社について、思いつくままに書き出していきます。

残したいものの例

  • 一緒に働いている人との関係
  • 今担当している仕事の内容
  • 通勤時間や勤務地
  • 休みの取りやすさ
  • 会社の雰囲気

変えたいものの例

  • 給与や昇給のスピード
  • 評価のされ方
  • 残業の多さ
  • 裁量の少なさ
  • この先のキャリアの見通し

書き出す数に決まりはありません。3つずつでも、10個ずつでも構いません。大事なのは、良い点と変えたい点の両方を、同じ紙の上に並べて見ることです。

2列に分けると、何が見えてくるか

多くの場合、「残したいもの」の欄にも、意外と多くの項目が並びます。これは、今の会社が全部嫌なわけではないということの表れです。

一方で、「変えたいもの」の欄に並んだ項目を見ると、それが会社の文化や制度に根ざした、簡単には変えられないものなのか、それとも自分の伝え方や動き方次第で変わる余地があるものなのかが、少しずつ見えてきます。

厚生労働省の調査では、転職者が前職を辞めた理由として「給料等収入が少なかった」「労働条件(賃金以外)が悪かった」「職場の人間関係が好ましくなかった」などが上位に挙げられています(出典:厚生労働省「雇用動向調査」)。理由は一つではなく、複数の要因が絡み合っていることが一般的だという点は、今回のワークの結果とも重なるはずです。

「変えたいもの」は、転職でしか変わらないのか

「変えたいもの」の欄を見たとき、それがすべて転職でしか解決しない問題とは限りません。次のように、選択肢を分けて考えてみてください。

  • 社内で変えられる可能性があるもの:業務内容の相談、評価面談での交渉、部署異動の希望など
  • 転職でなければ変わりにくいもの:会社全体の給与水準、企業文化、事業の方向性など

「残したいもの」を保ったまま、「変えたいもの」だけを変える方法がないか、まずは社内で確認してみる価値があります。異動や業務調整の相談がしやすい職場かどうかは、働きやすい会社の特徴とは?求人票には書かれない職場環境の見極め方も参考になります。

それでも転職を検討する場合の会社選び

「変えたいもの」が社内では変えられないと分かった場合、次の会社選びでは、「残したいもの」を失わないことを条件に加えることが大切です。

転職というと、つい「変えたいもの」ばかりに目が向きがちですが、今の会社で気に入っている部分を失ってしまっては、また新たな不満が生まれかねません。「残したいもの」の欄に書いた項目を、次の会社選びの譲れない条件としてリストに加えてみてください。

転職のメリット・デメリットを整理しながら判断したい場合は、転職のメリット・デメリットを整理して、残るか決める方法も参考にしてください。転職するタイミング自体に迷いがある場合は、転職を考えるタイミングっていつ?決めきれない人のための整理法も、判断の助けになります。

「石の上にも三年」は気にしなくていいのか

20代の転職を考えるとき、「最低3年は働くべき」という考え方が頭をよぎる人もいます。しかし、この考え方が今の時代にどこまで当てはまるかは、状況によって異なります。新卒は3年働くべき?「石の上にも三年」は今も正しいのかでは、この考え方を今の働き方に合わせて整理しています。年数にとらわれすぎず、今回のワークで見えた「残したいもの・変えたいもの」を判断の軸にする方が、実態に即した決め方になります。

たとえば、こんな分かれ方をすることもある

架空の例ですが、入社3年目のBさんが2列のワークをやってみたとします。「残したいもの」には、仲の良い同期の存在や、慣れた通勤ルート、興味を持って取り組めている業務内容が並びました。「変えたいもの」には、昇給のペースの遅さと、成果を出しても評価面談で触れられないことが挙がりました。

書き出してみて、Bさんは「会社が嫌なのではなく、評価と昇給の仕組みだけが不満だった」ことに気づきました。この場合、まず上司に評価基準について相談してみる余地があります。それでも変わらないようであれば、「今の業務内容や人間関係の良さに近い環境で、評価制度がしっかりしている会社」という具体的な軸を持って転職活動を進められます。「なんとなく転職したい」で探すより、はるかに的を絞った会社選びができるようになります。

20代の転職で、他に気になることがある場合

今回のワークは「残したいもの・変えたいもの」を切り口にしましたが、20代の転職では、人によって引っかかるポイントが異なります。

将来への漠然とした不安が強い場合は、20代の仕事・将来への不安、何から整理すればいい?5つの原因と対処法で、不安の正体を原因別に整理できます。「やりたいことが分からない」という悩みが根っこにある場合は、20代で何がしたいかわからない人へ|仕事選びで先に決めたい5つの条件も参考になります。「転職するべきか後悔しないか」という判断基準そのものを知りたい場合は、20代で転職するべき?後悔しないために考えたい5つのポイントで詳しく解説しています。

第二新卒での転職を考えている場合は、第二新卒の転職は有利?企業が期待していることを解説も、企業側の視点を知る参考になります。

一人で整理しきれない場合

2列に書き出してみても、「変えたいものが、社内で変えられるのか転職でしか変えられないのか自分では判断がつかない」ということもあります。

書き出した「残したいもの・変えたいもの」をそのままLINEで送ってもらえれば、それをもとに、どんな会社なら今の良い部分を残しながら不満を減らせそうか、一緒に考えます。転職することを前提にせず、社内で変えられそうなことがあれば、その視点も含めて整理します。

自分に合う会社の見極め方をさらに詳しく知りたい場合は、自分に合う会社がわからない人へ|仕事内容より先に確認したい4つの相性も参考にしてください。

よくある質問

「残したいもの」が思いつきません。

無理に良い点を探そうとせず、「これがなくなったら困る」というものを考えてみると見つかりやすくなります。通勤時間や特定の同僚との関係など、小さなことでも構いません。

「変えたいもの」ばかりが並んでしまいます。

その場合は、それぞれの項目について「社内で変えられる可能性があるか」を一つずつ確認してみてください。すべてが転職でしか解決しないとは限りません。

この記事の要点

  • 「転職するべきか」の二択では、今の会社への評価が一つにまとまらず答えが出にくい
  • 今の会社を「残したいもの」「変えたいもの」の2列に分けて書き出すと、状況が具体的に見えてくる
  • 「変えたいもの」が社内で変えられるか、転職でしか変わらないかを分けて考える
  • 転職する場合も、「残したいもの」を失わないことを次の会社選びの条件に加える
  • 一人で判断がつかない場合、書き出した内容をもとに会社選びの視点を一緒に整理できる

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