高卒だから転職で不利になる?「大卒以上」の壁の実態と、学歴以外でアピールする方法
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気になる求人を見つけて応募条件を確認すると、「大卒以上」と書かれていた。
高卒という経歴だけで、そもそも選考の土俵に立てないのではないかと、応募する前から気持ちが沈む。
結論
中途採用で「学歴・経歴」を選考時に重視すると答えた事業所は23.1%にとどまり、「職業意識・勤労意欲」(72.7%)や「コミュニケーション能力」(66.9%)の方がはるかに重視されています。高卒であること自体が、選考全体で不利に働くとは限りません。
転職で学歴は本当に不利になる?
中途採用の選考では、学歴以外の要素の方が重視される傾向にあります。
中途採用の選考にあたり重視する点(複数回答)
職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神 72.7%
コミュニケーション能力 66.9%
マナー・社会常識 58.1%
業務に役立つ職業経験・訓練経験 42.3%
学歴・経歴 23.1%
出典:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況」(事業所調査)
学歴・経歴を重視すると答えた事業所は4社に1社程度で、意欲やコミュニケーション能力を重視すると答えた事業所の方がはるかに多いことが分かります。だから、高卒であること自体が選考全体を左右するとは考えにくく、他の要素で十分に補える範囲だと言えます。
「大卒以上」と書かれた求人は応募できない?
原則として、応募条件に明記されている以上、その条件を満たさない応募は書類選考の対象外になります。ここは事実として受け止める必要があります。
ただし、これは学歴で人を選別する会社が多いことを意味しません。多くの企業が学歴を条件にしていない求人を出しており、業界・職種によっては学歴不問の求人の方が主流です。
未経験から入りやすい仕事はどこ?有効求人倍率で見る人手不足の3業種で紹介しているような、人手不足が続いている業種では、学歴よりも意欲や経験を重視する求人が多く見られます。「大卒以上」の求人だけを見て、転職市場全体を判断しないことが大切です。
学歴を理由に、 応募先の選択肢を狭めすぎていないか。
求人の実際の条件は、 一緒に確認することもできます。
学歴の代わりに何をアピールすればいい?
学歴が選考の中心にならない分、これまでの実務経験をどう言語化するかが、選考の分かれ目になります。
- 担当していた業務の中身を、具体的な行動として書き出す
- 数字で表せる実績(売上、対応件数、改善内容など)を整理する
- 業界・職種が変わっても使えそうな経験(調整力、対応力など)を分けて考える
職種によって転職のしやすさは違う?「ポータブルスキル」で考える転職可能性では、職種名にとらわれず自分の経験を分解する方法を解説しています。学歴という枠の外にある経験を、応募先の求める人物像に結びつけて伝えられるかどうかが、選考結果を左右します。
面接で学歴について聞かれたら
学歴について直接聞かれることは、実際にはそれほど多くありません。聞かれた場合も、経歴を卑下する必要はありません。
高卒後すぐに現場で経験を積んできたという事実は、実務経験の長さという強みに変換できます。学歴の話を引きずるより、その後どんな経験を積んできたかに話の重心を移す方が、面接での印象は良くなります。選考に通りにくいと感じる場合は、転職の面接に落ち続けて不安な人へ|原因の見直し方と次にできることも参考にしてください。学歴以外に見直せる点が見つかることがあります。
SONOSAKIではこう考える
SONOSAKIでは、学歴を「応募できるかどうかの入口」としては見ますが、「採用されるかどうかの中心」としては見ません。応募先が実際にどんな経験・意欲を求めているかを確認したうえで、学歴以外の実務経験や強みをどう伝えるかを一緒に整理します。学歴で最初から選択肢を諦める必要はありません。
次に確認したいこと
→ 未経験から入りやすい業種を知りたい 未経験から入りやすい仕事はどこ?有効求人倍率で見る人手不足の3業種
→ 自分の経験がどこまで通用するか知りたい 職種によって転職のしやすさは違う?「ポータブルスキル」で考える転職可能性
→ 業界の将来性についても確認したい 業界の将来性はどう調べる?「斜陽産業だから終わり」ではない4つの視点
→ 面接に落ち続けていて不安な場合 転職の面接に落ち続けて不安な人へ|原因の見直し方と次にできること
高卒という経歴は変えられませんが、その後にどんな経験を積んできたかは、これからも積み上げていけます。学歴を理由に応募先を狭めすぎていないか、転職すると決めていない段階でも一緒に確認できます。