中間管理職の板挟みのつらさは、個人の能力の問題か、組織構造の問題か
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上司からは「もっと数字を上げろ」と言われる。部下からは「もっとサポートしてほしい、今のままでは厳しい」と言われる。
どちらの言うことも、間違っているとは思えない。でも、両方に応えることはできない。間に立つたびに、自分の調整の仕方が悪いのではないかと感じてしまう。
結論
板挟みのつらさは、多くの場合、個人の調整力の問題ではありません。「成果への責任は負うが、人員配置や評価への実質的な権限は持たされていない」という、中間管理職というポジション自体の構造的な問題であることが多いです。自分の対応力を疑う前に、与えられている権限の範囲を確認することで、原因の切り分けができます。
なぜ、板挟みになるのか
成果への責任は負わされているのに、それを実現するための権限が実質的に渡されていないことが、主な原因です。
中間管理職は、上からは成果目標を課され、下からは業務量や待遇への要望を受けます。この両方に応えるためには、人員配置・評価・業務の割り振りなどへの実質的な裁量が必要ですが、多くの会社でその裁量は上位の承認が必要な形になっています。「結果の責任は負うが、決定権は上にある」という構造そのものが、板挟みの土台になっています。
自分の対応力の問題か、組織構造の問題かを見分ける
確認したいこと
- 人員配置や評価について、自分の提案がどの程度通っているか
- 同じポジションの他の管理職も、同じように板挟みを感じているか
- 上司に実態を伝えたとき、権限や体制の見直しが検討されたか
他の管理職も同じように板挟みを感じていて、実態を伝えても権限や体制が見直されない場合、それは個人の調整力の問題ではなく、ポジションの設計自体に課題がある可能性が高くなります。
今の環境で、変えられることは何か
まず試せるのは、権限と責任の範囲を上司とすり合わせ直すことです。
今できること
→ 「この部分は自分の裁量で決めたい」と、具体的な範囲を提案する
→ 部下からの要望のうち、どこまでが自分の裁量で対応可能かを明確にする
→ 上司に、成果目標と現在の権限のギャップを具体的な数字・事例で伝える
抽象的に「しんどい」と伝えるより、どの部分の権限が不足しているかを具体的に伝えるほうが、改善につながりやすくなります。
このまま今の環境で続けるべきか、 自分の場合を整理したい。
そう感じている場合も、一緒に考えることができます。
それでも変わらない場合、どう考えるか
権限の見直しを伝えても変わらない状態が続く場合、それはポジションそのものの構造が変わらないという意味になります。
次の会社を選ぶ際は、管理職にどこまでの実質的な権限が渡されているかを、求人票だけでなく面接で確認しておくことが、同じ板挟みを繰り返さないための材料になります。
SONOSAKIではこう考える
板挟みのつらさを、本人の調整力やマネジメント能力の不足として片付けることはしません。多くの場合、それは責任と権限のバランスが設計されていない、会社側の構造の問題です。次の会社を検討する場合は、管理職にどこまでの権限が実際に渡されているかを、応募先ごとに確認することを大切にしています。
次に確認したいこと
→ 部下・後輩の指導そのものに疲れている場合も知りたい 部下・後輩の指導に疲れた、しんどいと感じたら
→ 次はマネジメントのない仕事を選びたいと感じている場合も知りたい 部下の指導に疲れた人が、次はマネジメントのない仕事を選びたいとき
→ 上司との関係そのものに悩んでいる場合も知りたい 上司と合わないのは甘え?辞める前に確認したい6つのこと
→ 評価されない会社の特徴も確認したい 評価されない会社の特徴とは?頑張っても報われない職場の共通点
板挟みのつらさを、一人で抱え込む必要はありません。権限の範囲を見直すべきか、環境を変えるべきか迷う場合も、転職すると決めていない段階から相談できます。