異業種に転職すると年収は下がる?厚労省データで見る実際の割合
コラム一覧へ戻る異業種に転職すると年収は下がる?厚労省データで見る実際の割合
興味のある業界を見つけた。
でも「異業種に飛び込むと、年収は下がるものだ」という話をよく耳にする。
今の生活水準を落としてまで、挑戦する価値はあるんだろうか。
結論
転職者全体で見ると、前職より賃金が「増加」した人の割合は「減少」した人の割合を上回っており、異業種だからといって年収が下がると決まっているわけではありません。ただし異業種転職では、経験がそのまま評価されにくく、一時的に下がるケースもあります。年収の変化を左右するのは業種そのものより、これまでの経験がどう評価されるかです。
転職で年収はどう変わっているのか
前職より賃金が「増加」した人 40.5%
前職より賃金が「減少」した人 29.4%
(残り約30%は「変わらない」)
出典:厚生労働省「令和6年雇用動向調査」(転職入職者の賃金変動状況)
これは異業種・同業種を問わない転職者全体のデータですが、少なくとも「転職すれば年収は下がるもの」という思い込みが、実態と一致しているわけではないことが分かります。近年は人手不足を背景に、中途採用市場での賃金水準自体が上がっている傾向もあります。
なぜ異業種転職で年収が下がることがあるのか
年収が下がりやすいのは、次のようなケースです。
- これまでの経験が「未経験」として扱われ、給与テーブルの下位から始まる
- 応募先の業界そのものの給与水準が、今の業界より低い
- 経験の中身が、応募先にうまく伝わっていない
このうち、業界水準の違いは業界によって給料はどれくらい違う?転職前に確認したい「給与の伸びしろ」の見方|厚労省データで比較で、経験の伝え方は異業種に転職しても、今の経験は評価される?|「同じ仕事」ではなく「使える部分」で伝える方法で、それぞれ詳しく整理しています。この2つを切り分けて確認すると、年収が下がる原因が「業界の構造」なのか「伝え方」なのかが見えてきます。
自分の経験が、応募したい業界で どう評価され、年収にどう反映されそうか、 一人で見積もるのは難しいことがあります。
まだ転職を決めていなくても、 一緒に整理することはできます。
年収が下がっても検討する価値がある場合
SONOSAKIでは、年収だけを転職の成否を測る唯一の指標だとは考えていません。給与に加えて、働く時間・人間関係・仕事内容・今後身につく経験・プライベートの時間・本人が今後どう働きたいかを合わせて見ます。
一時的に年収が下がっても、今後の成長機会や働き方が大きく改善するなら、検討する価値は十分にあります。逆に、年収は上がっても働く時間や人間関係が悪化するなら、それが「本当に良い転職」かどうかは分かりません。
SONOSAKIではこう考える
異業種転職の年収を、業界の平均値だけで判断することはしません。SONOSAKIでは、応募を検討している企業の給与水準や評価の仕組みを調べたうえで、あなたのこれまでの経験がどの程度評価されそうかを照らし合わせ、年収の見通しを具体的に整理します。
次に確認したいこと
→ 異業種への転職で、経験の伝え方に悩んでいる 異業種に転職しても、今の経験は評価される?|「同じ仕事」ではなく「使える部分」で伝える方法
→ 業界による給与の違いも確認したい 業界によって給料はどれくらい違う?転職前に確認したい「給与の伸びしろ」の見方|厚労省データで比較
→ 自分の職種がどれくらい転職に有利か知りたい 職種によって転職のしやすさは違う?「ポータブルスキル」で考える転職可能性
→ 未経験転職そのものへの不安を整理したい 未経験転職が不安な人へ|失敗しないために確認したい6つのこと
→ 年収や役職が下がることへの抵抗そのものを整理したい 転職で年収や役職が下がるのが恥ずかしい|そのプライドの正体を分けて考える
年収がどう変わりそうかは、業界の平均データだけでは分かりません。今の経験と、挑戦したい業界を話してもらえれば、実際にどの程度の水準が見込めそうか一緒に確認します。転職すると決めていない段階でも構いません。