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有給が取れない、抜けられない|「仕事ができる人」ほど休めなくなる理由

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SONOSAKI編集部公開日:2026-08-30更新日:2026-08-30

有給が取れない、抜けられない|「仕事ができる人」ほど休めなくなる理由

有給申請の画面を開く。

でも、担当している案件を思い浮かべて、結局閉じる。

「自分が抜けたら、誰も分からない」

そう思っているのは、あなただけではありません。

結論

仕事ができる人ほど休めなくなるのは、性格でも責任感の強さの問題でもありません。「その人にしか分からない状態」を会社が放置していることが原因です。これは属人化と呼ばれる、会社側の構造の問題です。

有給が取れないのは、頑張っているからこそ起きる

有給が取れない理由は、大きく2種類に分かれます。

  • 人手不足で、そもそも休める余地がない
  • 特定の人にしか分からない業務があり、その人だけ休みにくい

前者は会社全体の問題です。後者は、頑張って成果を出してきた人ほど当てはまりやすい問題です。

任された仕事を覚え、工夫し、周りより早く正確にこなせるようになる。

その結果、「この人に聞けば大丈夫」という状態ができあがります。便利なようで、これは本人にとって、抜けられない檻にもなります。

「自分にしかできない」は、褒め言葉じゃない

会社によっては、属人化した状態を「頼りにされている証拠」と言い換えることがあります。

もしこの状態があと2年続いたら、あなたはどう感じますか。

体調を崩しても、代わりがいないまま出社することになるかもしれません。

増えているもの、変わらないもの

仕事の負荷と、返ってくるものを並べてみます。

【増えているもの】

  • 任される業務量 ↑
  • 頼られる場面 ↑
  • 休みへの気兼ね ↑

【変わらないもの】

  • 給与
  • 役職
  • 有給の取りやすさ

負荷だけが増えて、待遇や環境が同じままなら、それは「頑張りが正しく扱われていない」状態です。

有給を取れている人は、実は多数派

令和5年の年次有給休暇の取得率は65.3%で、統計を取り始めて以来もっとも高い水準でした。

出典:厚生労働省「令和6年就労条件総合調査」

つまり、平均的な働き方をしている人の多くは、すでに有給の3分の2ほどを消化できています。

自分だけが取れない状態は、「みんなそんなもの」ではなく、今の職場が平均から外れている可能性がある、ということです。

なぜ「休むこと」への罪悪感が消えないのか

仕事の負担が重いのに、自分で仕事の進め方や休むタイミングを決められない。

こうした「求められることは多いのに、自分で調整できる範囲が狭い」状態は、働く人のストレスを強めることが、労働衛生の分野で以前から指摘されています。

負荷そのものより、自分でコントロールできる余地があるかどうかが、しんどさを左右するということです。

つまり、あなたが感じている息苦しさは、気の持ちようの問題ではなく、コントロールできる範囲が狭いことへの、自然な反応です。

仕事量が多いことは、必ずしも悪いことではありません。

でも、休めないほど属人化しているなら、それは「頑張り」の範囲を超えています。

辞めるかどうかは別として、今の状態が普通なのかどうかだけでも、話してみませんか。

プロに相談する

今の会社でできること

環境を変える前に、次のことを確認してみてください。

  • 自分の業務を引き継げる人が、他に1人でもいるか
  • マニュアル化・共有できる部分が本当に無いのか、それとも「作る時間がない」だけなのか
  • 有給取得について、上司や人事に一度でも相談したことがあるか

引き継ぎの仕組みそのものが存在しない会社では、個人の努力だけでは解決しにくいこともあります。

SONOSAKIではこう考える

SONOSAKIは、「休めないほど頼られているなら誇っていい」とは考えません。

属人化は、本人の能力の証明ではなく、会社が仕組みを整えてこなかった結果であることが多いからです。

今の会社で引き継ぎの仕組みを作れるなら、それが一番早い解決策です。それが難しい会社なら、環境を変えることも現実的な選択肢になります。

次に確認したいこと

→ 仕事ができる人ほど損する会社の特徴を詳しく知りたい 「仕事ができる人」ほど損をする会社がある|頑張るほど仕事が増える職場の特徴

→ 仕事量ばかり増えて、決められる範囲は増えないつらさ 仕事量は増えるのに、裁量や決定権は増えない|『頑張るほど仕事が増える』がしんどい本当の理由

→ すでに頑張りすぎて限界が近い 頑張りすぎて疲れた、もう頑張りたくないと感じたら|原因は自分?上司との認識差?評価制度?会社の構造?

→ 辞めたいけれど、会社に申し訳なくて動けない 「辞めたら申し訳ない」と思って動けない人へ|罪悪感と転職の決断は別の話

今の仕事量や休みにくさが「普通」なのか、それとも見直した方がいい状態なのか。一人で判断がつかないときは、状況をLINEで聞かせてください。今の会社で引き継ぎを提案する、異動する、転職する、どの選択肢も対等に整理したうえで、必要であれば求人のご紹介もできます。

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