転職回数をこれ以上増やしたくない人が、次の会社選びで確認すべきこと
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内定が出た。
うれしいはずなのに、素直に喜べなかった。
「また同じことになったら」という不安の方が大きかった。
結論
転職回数をこれ以上増やしたくないなら、内定が出た後ではなく、応募・面接の段階で確認できることがあります。厚生労働省の調査でも、初めての離職理由の上位は労働時間・人間関係・賃金・仕事内容の合う合わないであり、多くは「入社前にある程度確認できたこと」です。
なぜ短期離職を繰り返してしまうのか
厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況」によると、最終学校卒業後に初めて勤務した会社をやめた主な理由(3つまでの複数回答)は、次の順でした。
労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった 30.3%
人間関係がよくなかった 26.9%
賃金の条件がよくなかった 23.4%
仕事が自分に合わない 20.1%
出典:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況」(表23)
上位に並ぶのは、いずれも「本人の忍耐力」や「やる気」の問題ではなく、労働条件・人間関係・賃金・業務内容という具体的な項目です。そしてこれらの多くは、入社してから初めて分かることばかりではなく、面接や求人票の段階である程度確認できる項目でもあります。転職を繰り返してしまう背景には、「確認しなかった」のではなく「確認する方法を知らなかった」というケースが少なくありません。
内定前に確認できること・できないこと
先ほどの4つの理由に沿って、内定前にどこまで確認できるかを整理します。
労働時間・休日・休暇
求人票の「所定労働時間」「平均残業時間」だけでなく、面接で「この1年で残業が多かった月は何時間くらいでしたか」と具体的な数字を聞くことで、実態に近い情報が得られます。「基本的に定時です」だけの回答で終わる場合は、深掘りする価値があります。
人間関係
配属予定のチームの雰囲気は、面接だけでは分かりにくい部分です。「配属予定のチームは何名くらいで、年齢層はどれくらいですか」「離職率や、その部署での在籍年数の目安を教えてください」と聞くことで、間接的に人間関係の安定度を推測できます。
賃金
給与の額面だけでなく、評価と昇給がどう連動しているかを確認することが重要です。「評価が上がった場合、昇給の目安はどれくらいですか」と聞いてみてください。具体的な数字で答えられない場合、評価制度自体が形骸化している可能性があります。評価してくれる会社の見分け方|求人票と面接で確認すべきポイントも参考にしてください。
仕事が自分に合うか
求人票の職種名だけでなく、実際の業務の粒度を確認することが有効です。「入社1年目は、具体的にどんな業務を任されますか」と聞くことで、イメージと実態のズレを事前に減らせます。
それでも100%は避けられないという前提
ここまで確認しても、入社してみないと分からないことは残ります。すべてを事前に見抜こうとしすぎると、応募すること自体に踏み出せなくなってしまいます。
大事なのは、確認できることは確認したうえで、それでも合わなかった場合に「なぜ合わなかったのか」を次に活かせる形で振り返ることです。転職回数が多くても選考に通る人・通りにくい人の違いで触れているように、選考で重視されるのは回数そのものより、退職理由を一貫した軸で説明できるかどうかです。確認した上で選び、それでも合わなかったのであれば、その経緯自体が「なぜ環境を変えてきたか」を説明する材料になります。
面接でどこまで踏み込んで聞いていいのか、 自分では判断がつかないこともあります。
経歴や希望を聞きながら、 確認すべきポイントを一緒に整理します。
SONOSAKIではこう考える
転職回数が増えることへの不安を、本人の「飽きっぽさ」や「忍耐力のなさ」の問題として扱うことはしません。
多くの場合、確認していれば避けられたはずの労働条件・人間関係・給与制度・仕事内容のミスマッチが繰り返された結果です。SONOSAKIが求人を紹介する際も、勤務時間の実態や評価制度、配属予定のチームの状況など、求人票だけでは分からない部分を先に確認したうえで紹介するようにしています。同じ轍を踏まないために必要なのは、根性ではなく、確認する項目を知っていることだと考えています。
次に確認したいこと
→ 転職回数が多いと、実際どれくらい不利になるのか知りたい 転職回数が多いと不利?企業が本当に見ているポイントを解説
→ 何回目から選考への影響が出やすいか、年代・職種別の目安を知りたい 転職は何回までなら許される?年代・職種別の目安と回数より大事なこと
→ 業界によって転職回数への視線がどう違うか知りたい 転職回数を気にしない業界・気にされやすい業界の違い|厚労省データで比較
→ ブラック企業を求人票の段階で見抜きたい ブラック企業の見分け方|求人票では分からない7つのサイン
→ 面接や職務経歴書で、これまでの転職理由をどう伝えるか知りたい 「転職回数が多い理由」を面接で聞かれたら?パターン別の答え方と例文
内定が出てから確認するのでは遅いこともあります。応募を考えている段階からでも、その求人のどこを確認すればいいか、LINEで一緒に整理できます。転職を決めていない段階でも構いません。