仕事を辞めたいけど次が決まっていない…先に辞めても大丈夫?判断基準を解説
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「もう辞めたい。でも次の転職先が決まっていない」。この状態で迷ったとき、結論としては、先に辞めても大丈夫なケースと、在職中に転職活動を進めた方がいいケースの両方があります。どちらが自分に合うかは、貯蓄・心身の状態・転職活動にかけられる時間の3つで判断できます。
この記事では、「次が決まる前に辞めていいのか」という迷いを、感情論ではなく具体的な判断材料で整理する方法を解説します。すでに限界に近い人も、まだ余力がある人も、自分がどちらのタイプに近いかを確認しながら読み進めてください。
なぜ「次が決まってから」と「先に辞める」で迷うのか
多くの人が最初に「転職先が決まってから辞めるのが正解」と聞きます。収入が途切れないという安心感があるためです。しかし、実際には在職中の転職活動には別の負担があります。
- 平日の面接調整が難しく、有給を使い切ってしまう
- 疲労が抜けないまま選考を受け、本来の実力を出せない
- 「今の会社にいながら」という後ろめたさで、活動そのものが手につかない
つまり「次が決まってから辞める」は理想であって、全員にとっての正解ではありません。心身の負担が限界に近い場合、在職を続けること自体が転職活動の質を下げてしまうこともあります。
先に辞めてもいいケース・待った方がいいケースの判断基準
先に辞めることを検討してもいいケース
- 生活費の3〜6か月分の貯蓄がある
- 心身の不調があり、通勤や勤務の継続自体が難しい
- 平日に一切休みが取れず、面接の予定すら組めない
- 離職理由が明確で、次に何を変えたいかを言葉にできている
在職中に活動を続けた方がいいケース
- 貯蓄が生活費の1か月分に満たない
- 特定の資格や実務経験が、応募したい求人の条件になっている
- 「なんとなく辞めたい」で、辞めたい理由が言語化できていない
- 休日や有給を使えば、月に数回は選考に対応できる
どちらに当てはまるかで、次に取るべき行動は変わります。心身の負担が強いケースについては、「仕事を辞めたいほどじゃないけどつらい」と感じる5つの原因も、自分の状態を見極める参考になります。
今日できること
先に辞めるにせよ、在職を続けるにせよ、今日から始められることがあります。
- 生活費の3〜6か月分が貯蓄としてあるか、通帳や家計簿で確認する
- 辞めたい理由を紙に書き出し、「今の会社で変えられるもの」と「変えられないもの」に分ける
- 転職サイトやエージェントに登録し、今の経歴でどんな求人があるか情報だけ集めてみる
いきなり退職を決断する必要はありません。まずは情報を集める段階から始めても遅くはないという考え方については、転職が怖くて動けない人へ|まず「情報収集」から始めていい理由で詳しく解説しています。
転職以外の選択肢も対等に検討する
「辞めたい」という気持ちが強いときほど、退職・転職以外の選択肢が視界から消えがちです。しかし、次のような選択肢も同じ土俵で検討する価値があります。
- 部署異動や業務内容の変更を、社内で相談してみる
- 有給休暇や休職制度を使い、まとまった時間で心身を回復させる
- 今の会社に残りながら、副業や別分野の学習で選択肢を広げる
「今の会社に残る」という結論も、決して後ろ向きな選択ではありません。転職するかどうかを決めきれずに迷っている状態そのものの整理法は、転職を考えるタイミングっていつ?決めきれない人のための整理法で扱っています。
転職するなら、先に確認しておきたいこと
次が決まらないまま辞める決断をする場合でも、最低限次のことは確認してから動くことをおすすめします。
- 離職後の健康保険・年金の手続きと、失業給付の受給条件
- 生活費が尽きるまでの期間と、そこから逆算した転職活動の期限
- 転職によって何を変えたいのか、譲れない条件は何か
収入が下がる可能性への不安がある人は、転職して収入・待遇が下がるかもしれない不安、どう向き合う?も参考になります。また、退職を切り出すこと自体に不安がある場合は、退職を言い出せない人へ|円満に伝えるための準備と伝え方で、伝え方の準備を確認しておくと安心です。
次の転職先も合わなかったらという不安が強い場合は、転職したいけど、次の会社も合わなかったら怖い人へも、今のうちに目を通しておくと判断材料が増えます。
具体的なケースで考える
たとえば、Aさんは貯蓄が生活費の5か月分あり、心身の不調で通勤自体がつらい状態でした。有給もほとんど残っていなかったため、まず退職し、体調を整えながら1〜2か月かけて転職活動を進める道を選びました。結果として、面接の日程を自由に組めたことで、複数社をじっくり比較しながら選考を受けることができました。
一方、Bさんは貯蓄が生活費の1か月分に満たず、体調自体は仕事を続けられる範囲でした。Bさんの場合は、有給休暇を計画的に使いながら在職中に活動を続け、内定が出てから退職を伝える道を選びました。収入が途切れない安心感を優先した結果、じっくり時間をかけて応募先を選ぶことができました。
同じ「辞めたい」という気持ちでも、貯蓄の状況と心身の余力によって、取るべき選択肢はまったく異なります。どちらが正しいということはなく、自分の状況に合わせて選ぶことが大切です。
焦って決めることへの不安を持たなくていい
「早く辞めたい」という気持ちが強いほど、判断を急ぎたくなります。しかし、貯蓄や心身の状態を確認せずに勢いで退職した場合、後になって「もう少し準備してから動けばよかった」という後悔につながることもあります。
一方で、慎重になりすぎて何も動かないままでいると、心身の負担がさらに蓄積してしまうこともあります。大切なのは、「先に辞めるか」「在職中に動くか」という二択そのものではなく、自分の状況を正しく把握したうえで選ぶことです。
それでも一人で判断がつかない場合
貯蓄・心身の状態・活動に使える時間を整理しても、「結局どちらを選べばいいか分からない」という状態になることがあります。その場合、一人で抱え込む必要はありません。
SONOSAKIでは、転職を決めていない段階でも、今の状況を話しながら、先に辞めるべきか、在職中に動くべきかを一緒に整理します。話を聞くだけで終わらせず、希望があれば実際の求人紹介、書類・面接対策、入社後のフォローまで対応します。今の会社に残るという結論になっても構いません。
何から始めればいいか分からない場合は、転職活動、何から始めればいいかわからない人へも合わせて確認してみてください。
よくある質問
貯蓄がほとんどない状態で辞めても大丈夫ですか?
生活費の目安に満たない貯蓄しかない場合は、リスクが高くなります。心身の状態が耐えられる範囲であれば、在職中に活動を進める方が安全です。
在職中に転職活動をする時間が取れません。
有給休暇の計画的な取得や、オンライン面接に対応してくれる企業を優先的に探すなど、活動の仕方自体を工夫する余地があります。一人で探すのが難しい場合は、エージェントに相談する方法もあります。
次が決まらないまま辞めるのは、選考で不利になりますか?
離職理由と、次に何を求めているかを明確に説明できれば、無職期間があること自体が大きな不利になるとは限りません。重要なのは期間の長さより、その期間に何をしていたかです。
家族に「先に辞めるなんて無責任」と反対されています。
家族の心配は、多くの場合、生活面への不安から来ています。貯蓄の状況や、転職活動にかける期間の見通しを具体的な数字で共有すると、感情論ではなく計画として伝わりやすくなります。それでも足並みが揃わない場合は、まず情報収集の段階から一緒に進めていることを示すだけでも、安心材料になることがあります。
この記事の要点
- 「次が決まってから辞める」が全員の正解ではなく、心身の負担が強い場合は先に辞める選択肢もある
- 判断基準は、貯蓄・心身の状態・転職活動に使える時間の3つ
- 転職以外にも、異動・休職・副業など対等に検討できる選択肢がある
- 先に辞める場合は、保険・年金の手続きと活動期限の逆算を忘れずに行う
- 一人で判断がつかない場合、転職を決めていなくても状況整理の相談ができる