子育てと両立しやすい会社を、転職活動でどう見極めるか
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求人票に「育児支援制度あり」「時短勤務可」と書かれている。
でも、それが実際に使われている制度なのか、名前だけが並んでいる制度なのかは、求人票を読むだけでは分からない。今の会社も、入社前は同じように「制度は整っています」と聞いていた。
結論
「制度がある」ことと「実際に使えている」ことは、同じではありません。見極めの中心は、制度の名前の数ではなく、その制度を実際に使っている社員が今の職場にいるかどうかです。求人票だけで判断せず、面接で運用の実態を確認することが、同じミスマッチを繰り返さないための分かれ目になります。
「制度がある」と「実際に使えている」は、なぜ違うのか
制度は作られていても、使うと評価や雰囲気に影響すると感じられている職場では、実際には使われていないことがあるためです。
時短勤務や在宅勤務の制度自体は、多くの会社で整備が進んでいます。一方で、「制度はあるが、実際に使うと周囲に迷惑そうな顔をされる」「時短勤務を選ぶと昇進の対象から外れる」という運用がされている職場では、制度は名前だけのものになります。求人票の「制度あり」は、制度が存在することの証明でしかなく、使ったときにどう扱われるかまでは保証していません。
求人票で確認したい3つのポイント
- 制度の「名前」だけでなく、取得・利用できる期間や条件が具体的に書かれているか
- 「取得実績あり」など、実際に使われたことを示す記載があるか
- 管理職や、育児と両立しながら働いている社員についての記載があるか
これらは求人票だけでは分からないことも多くあります。「制度あり」という一言だけで判断せず、具体的な記載があるかどうかをまず確認し、記載が薄い場合は面接で質問する材料として残しておくことが大切です。
面接で確認していい質問はどこまでか
勤務条件や制度の運用実態に関する質問は、業務に直接関わる内容として聞いて問題ありません。
自分に合う会社・働き方を相談したい。
求人票だけでは分からない、実際の運用の実態まで確認したい、という段階からでも相談できます。
聞いていい質問の例
→「時短勤務を選んでいる社員は、現在どのくらいいますか」
→「育児休業から復帰した方は、復帰後どんな働き方をしていますか」
→「子供の急な体調不良などで休む場合、どんな対応になっていますか」
これらは個人への配慮を求める質問ではなく、会社の制度運用を確認する質問です。入社後に初めて実態を知るより、選考の段階で具体的に確認しておくほうが、ミスマッチを防げます。
今の会社との比較で、何を優先すべきか
給与だけで判断せず、働く時間・評価制度・今後身につく経験・プライベートとの両立のバランスで比較することです。
【今の会社】
制度の有無 → あるが、使うと評価に影響しそうな空気がある
働く時間 → 制度はあるが、実質的に長時間労働が前提
今後の経験 → 今のままでも身につく経験はあるが、選べる範囲は狭い
【検討している会社】
制度の有無 → 実際に利用している社員がいるか、面接で確認する
働く時間 → 求人票の記載だけでなく、実態を確認する
今後の経験 → 両立しながらでも、どこまで経験を積めるか確認する
給与が上がる求人だからというだけで決めると、両立の面では今と同じ、あるいはそれ以上に厳しくなることもあります。何を優先するかを先に整理しておくと、求人票や面接で確認すべき点も具体的になります。
SONOSAKIではこう考える
「育児支援制度あり」という記載だけで、その会社を両立しやすい会社だと判断することはしていません。制度の運用実態や、実際に両立しながら働いている社員の有無まで、応募先ごとに確認したうえで、本人が今の働き方で何を優先したいかと照らし合わせることを大切にしています。
次に確認したいこと
→ 既婚・子持ちであることを転職活動でいつ伝えるか知りたい 既婚・子持ちであることを、転職活動でいつ・どう伝えるか
→ 面接で子供の急な体調不良時の対応を聞かれたときの答え方も知りたい 面接で子供の急な体調不良時の対応を聞かれたら、どう答える?
→ 今の会社で時短勤務を相談できるか、転職以外の選択肢も知りたい 時短勤務は相談できる?法律上の権利と会社独自制度の違い
→ 育休復帰後にマミートラックを感じている場合も知りたい 育休から復帰したら、仕事を減らされた。これはマミートラック?
→ 評価制度そのものを見極める方法も知りたい 評価してくれる会社の見分け方|求人票と面接で確認すべきポイント
制度の名前だけを信じて選ぶ必要はありません。求人票や面接でどこまで確認すればいいか迷う場合も、転職すると決めていない段階から相談できます。