頑張りが伝わっていない気がする|評価を変えるために、自分から成果を伝えるべき?
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半期の評価面談が終わった。頑張った実感はあるのに、評価シートの数字は去年とほとんど変わっていない。
「言わなくても、見ていればわかるはずだ」とずっと思ってきた。でも、本当にそうだろうか。
結論
自分から成果を伝えることは、甘えでもアピール過多でもありません。多くの会社では、上司が部下の仕事の全部を把握しているわけではなく、伝えなければ埋もれてしまう成果が実際にあります。ただし、伝え方を間違えると「自己主張が強い人」という印象になりやすいため、タイミングと伝える内容を分けて準備する必要があります。
なぜ「見ていればわかる」が通じないのか
上司は一人で複数人の部下を見ています。あなたの仕事の進み方を、作業の最初から最後まで見ているわけではありません。
見えているのは、多くの場合「報告されたこと」と「問題が起きたこと」だけです。問題なく進んだ仕事ほど、報告のタイミングがなく、上司の記憶に残りにくくなります。
これは上司の評価能力が低いという話ではなく、情報の構造の問題です。伝えなければ埋もれる、という前提で動いたほうが、実際の負担は少なくなります。
「言うのは苦手」と感じる人へ
自分の成果を口に出すことに抵抗がある人は少なくありません。ここで区別したいのは、自己主張と事実の報告です。
「私はこんなに頑張っています」
→ 感情・努力量の主張(伝わりにくい)
「今月は◯件対応し、そのうち◯件は前月にはなかった対応でした」
→ 事実の報告(伝わりやすい)
後者であれば、謙虚さを保ったまま、上司が判断に使える材料を渡すことができます。
報告のタイミングとして使いやすい場面
- 1on1やちょっとした声かけの機会(面談を待たなくていい)
- 案件やプロジェクトが一区切りついた直後
- 評価面談の1〜2週間前(当日いきなり出すと準備不足に見える)
伝える内容の準備
- 数字にできる成果(件数、時間短縮、削減額など)
- 数字にしにくい成果は、誰が困っていて、それをどう解決したかという一文に変換する
- 「次にやりたいこと」を1つ添えると、報告が前向きに響きやすい
たとえば、システム開発職のCさんは、担当していた保守案件で障害対応の件数を減らす改善を積み重ねていましたが、地味な作業のため誰にも報告していませんでした。評価面談の1週間前に「今期対応した障害件数は前期の半分に減った」という一文だけを上司にチャットで送ったところ、面談で初めてその取り組みが議題に上がったといいます。伝えていなければ、評価の材料に上がることさえなかった成果でした。
伝えても評価が変わらない場合
伝え方を工夫しても評価が変わらない場合、原因は伝え方ではなく別の場所にあることがあります。
- 会社に評価基準そのものが明確に存在しない
- 評価基準はあるが、上司がそれを正しく運用していない
- 評価に反映される予算や枠が最初から限られている
この場合、これ以上「伝え方」を工夫しても状況は変わりません。会社の評価の仕組み自体を確認する段階に進んだほうが、時間を無駄にしません。
伝える準備をしても評価が変わらないとき、 それが自分の伝え方の問題か、 会社の仕組みの問題かは、 一人だと判断しにくいことがあります。
一緒に整理することもできます。
SONOSAKIではこう考える
SONOSAKIは、「頑張りが伝わらない」を本人の伝え方だけの問題にはしません。伝える工夫を試したうえでも変わらない場合は、その会社の評価の仕組みそのものに構造的な問題がある可能性を見ます。同じ経験でも、応募企業によって評価されやすい伝え方は変わるため、転職を考える段階になれば、応募先が何を評価するかを踏まえて職務経歴書・面接での伝え方を一緒に整理します。
次に確認したいこと
→ 評価基準と自分の努力がズレていないか確認したい 頑張っても評価されないと感じたら|自分の努力と会社の評価基準の「ズレ」を確認する方法
→ 仕事量は自分の方が多いのに評価が低い理由を知りたい 仕事量は自分の方が多いのに、なぜ評価は「あの人」の方が高いのか
→ 転職を考えたとき、数字にならない経験をどう伝えるか知りたい 評価されない仕事ばかりで、職務経歴書に書ける実績がない気がする
→ そもそも評価されない会社の特徴を知りたい 評価されない会社の特徴とは?頑張っても報われない職場の共通点
伝える準備をしても状況が変わらないなら、それが今の会社で改善できる問題なのか、環境を変えるべき問題なのかを一緒に整理できます。転職すると決めていない段階でも構いません。