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20代で「この仕事を続けても成長できない気がする」と思ったら|転職する前に確認したいこと

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SONOSAKI編集部公開日:2026-08-21更新日:2026-08-21

20代で「この仕事を続けても成長できない気がする」と思ったら|転職する前に確認したいこと

仕事には慣れた。

怒られることも減った。

任されたタスクは、だいたいこなせるようになった。

なのに、ふと「1年前の自分と、今の自分は何が変わったんだろう」と考えて、答えに詰まる。

この記事では、「成長できていない」という感覚を、1年前・今・2年後という時間軸で具体的に確認する方法を紹介します。成長していないのではなく、「欲しい成長」と「今の会社で得られる経験」がズレているだけ、ということもよくあります。

若手の多くは「やりがい」を感じている。それでも不安になる理由

マンパワーグループの調査では、入社2年目までの若手社員の68.5%が「仕事にやりがいを感じている」と回答しています。やりがいを感じる理由の上位は「仕事の成果を認められる」「仕事をやり遂げる」「自分の成長を感じる」でした。

出典:マンパワーグループ「若手社員の意識調査」

多くの若手はやりがいを感じながら働いています。それでも「成長できていない気がする」と感じるのは、やりがいの理由の3位に挙がった「自分の成長を感じる」という実感が、日々の忙しさの中では特に得づらいからです。日常業務をこなせるようになるほど、逆に変化を感じにくくなるという側面もあります。

「成長できていない」の前に確認したいこと

いきなり転職を考える前に、次の順番で確認してみてください。

  1. 1年前にできなかったことは何か
  2. 今できるようになったことは何か
  3. このまま2年、今の会社にいたら増えそうな経験は何か
  4. 増えそうにないけれど、自分が欲しい経験は何か

①と②を比べると、多くの場合、何かしらの変化は見つかります。問題は③と④の間にあるズレです。

ワーク:成長を時間軸で確認する

【1年前はできなかったこと】 ______

【今できること】 ______

【このまま2年いたら増えそうなこと】 ______

【増えそうにないけど欲しい経験】 ______

たとえば、経理職のFさんの場合。1年前はできなかった月次決算業務を、今は一人で回せるようになっていました。①②は明確に埋まりましたが、③「このまま2年いたら増えそうなこと」を考えたとき、「同じ業務の精度が上がるだけで、新しい領域には広がらなそうだ」と気づきました。④で書いた「欲しい経験」は、経理だけでなく事業側の数字にも関わる仕事でした。Fさんの場合、成長していないのではなく、欲しい成長の方向と、今のポジションで得られる経験がズレていたことが見えてきました。

「成長」にはいくつかの種類がある

成長できていないと感じるとき、多くの人は無意識に「新しいスキルが増えること」だけを成長だと考えています。ですが、成長には次のような種類があります。

  • スキルの成長:新しい技術・知識が増える
  • 経験の幅の成長:関わる業務や案件の種類が広がる
  • 裁量の成長:任される範囲や、自分で決められることが増える
  • 人間関係の成長:社内外での信頼、頼られる場面が増える

ワークで書き出した内容を見返すとき、どの種類の成長を求めているのかを意識すると、ズレの正体がより具体的になります。スキルは増えているのに裁量が増えていない、という組み合わせもよくあるパターンです。

ズレが見えたら、次にすること

③と④の間にズレがある場合、選択肢は2つあります。

  • 今の会社の中で、④に近づける異動や担当替えの余地があるか確認する
  • ④に近い経験が得られる会社・ポジションを探す

どちらが現実的かは、今の会社の異動のしやすさや、担当業務の裁量によって変わります。まずは上司やキャリア面談で、①〜④の内容をそのまま話してみることから始められます。

今の会社でできることを確認する

  • 今の部署以外の業務に関わる機会(プロジェクト参加、兼務など)があるか
  • 上司に、今後任せてもらえる業務の幅を相談できるか
  • 資格取得や研修など、会社側が支援してくれる学習機会があるか

将来への不安をもっと広く整理したい場合は、20代の仕事・将来への不安、何から整理すればいい?5つの原因と対処法、今の会社で残したいものと変えたいものを分けて考えたい場合は、20代で転職するか迷ったら|今の会社で残したいもの・変えたいものを分けてみるも参考になります。

転職を考える場合に確認したいこと

④で書いた「欲しい経験」を軸に求人を探すと、成長実感だけを理由にした転職よりも、判断がぶれにくくなります。何がしたいか自体がまだ分からない場合は、やりたい仕事がない・何がしたいか分からない人が最初に整理すべきこと20代で何がしたいかわからない人へ|仕事選びで先に決めたい5つの条件も参考にしてください。「このままでいいのかな」という漠然とした不安が強い場合は、「このままでいいのかな」と仕事に不安を感じたときの考え方、仕事自体を楽しめていない場合は、仕事が楽しくないと感じたら考えたい3つの視点も近い視点です。

上司に相談するときの伝え方

④で見えた「欲しい経験」は、そのまま上司に伝えてしまって構いません。ただし、「今の仕事に不満がある」という伝え方だと、話が守りの方向に進みやすくなります。

  • 「今の業務に加えて、〇〇の経験も積んでいきたいです」
  • 「2年後を考えたときに、〇〇のような案件にも関わってみたいのですが、機会はありますか」

不満としてではなく、今後の希望として伝えると、上司も一緒に道筋を考えやすくなります。すぐに叶わなくても、「そういう希望がある」と伝えておくこと自体に意味があります。

今日からできること

今日、①②だけでも書き出してみてください。「1年前と何も変わっていない」と思っていた人ほど、書き出すと意外な変化に気づくことがあります。それでも③④のズレが埋まらなければ、それが次に考えるべき本題です。

このワークは、一度やって終わりにする必要はありません。半年に一度、同じ4項目を見直してみると、成長の方向が変わってきたことに気づいたり、逆に同じズレがずっと埋まっていないことに気づいたりします。後者が続くようであれば、それは「今の環境では埋まりにくいズレ」だと判断する材料になります。

よくある質問

1年前と比べても、本当に何も変わっていない気がします。

業務の幅ではなく、精度やスピード、周囲からの信頼など、目に見えにくい変化もあります。それでも見つからない場合、業務内容そのものが固定化されているサインかもしれません。

成長を感じられなくても、給料や待遇には満足しています。転職すべきですか。

給料や待遇に満足しているなら、急いで転職を決める必要はありません。今の会社の中で担当業務を広げる、資格取得など別の形で成長を積む、といった選択肢も現実的です。成長実感のなさだけを理由に大きな決断をする前に、他に満たされている部分があるかも合わせて考えてみてください。

上司に相談しても、「まだ早い」と言われそうです。

「まだ早い」と言われた場合の確認の仕方は、20代、「まだ早い」と言われて仕事を任せてもらえない気がしたら|経験不足で終わらせない確認の仕方で詳しく解説しています。

この記事の要点

  • 若手の約7割はやりがいを感じているが、成長実感は日常業務の中で得づらい
  • 「成長していない」のではなく、「欲しい成長」と「得られる経験」がズレていることがある
  • 1年前・今・2年後の時間軸で書き出すと、ズレの正体が具体的になる
  • ズレが見えたら、今の会社で近づけられるか、他の環境で得るべきかを確認する
  • 書いた内容をそのままLINEで送ってもらえれば、今の会社と他の環境で得られる経験を一緒に整理します

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