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転職の軸が決まらない人へ|「譲れない条件」の決め方3ステップ

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SONOSAKI編集部公開日:2026-09-04更新日:2026-09-04

転職の軸が決まらない人へ|「譲れない条件」の決め方3ステップ

転職の軸が決まらないのは、優先順位をつける力が足りないからではなく、単純に「言葉にした条件の数」が足りていないことが原因であるケースがほとんどです。給与、働き方、人間関係など、思いつく条件をいくつか並べただけでは、比較のしようがありません。まず、今の会社で辞めたいと感じている理由をすべて書き出し、その裏返しとして条件に変換することが、軸を決める最初の一歩です。

この記事では、転職の軸を決める3つのステップと、求人票だけでは分からない部分を確認する方法を解説します。

結論

転職の軸は、思いつきで3つ書き出して終わるものではありません。①辞めたい理由をすべて言語化する、②その裏返しを条件に変換する、③絶対条件と妥協条件に分ける、という3ステップを踏むことで、比較できる軸になります。条件には、給与や勤務地といった制度面だけでなく、入社後に支援を受けられる環境かどうかも含めてください。

なぜ転職の軸は最初から決まらないのか

「転職の軸を決めましょう」と言われても、多くの人は「給与」「やりがい」「人間関係」くらいしか思い浮かばず、そこで止まってしまいます。

軸が決まらないのは、優先順位のつけ方が分からないからではなく、比較の材料となる条件そのものが少ないことが原因です。材料が3つしかなければ、優先順位をつけても大きな判断材料にはなりません。まず条件の数を増やすことが、軸を決める前提になります。

転職の軸を決める3ステップ

ステップ1.今の会社で辞めたいと感じる理由を、すべて書き出す

大きな理由から小さな理由まで、思いつく限り書き出してください。「評価制度が不明確」「裁量がない」「通勤時間が長い」など、順位をつけずにまず並べることが目的です。

ステップ2.辞めたい理由の裏返しを、条件に変換する

書き出した理由を、それぞれ「次はこうであってほしい」という条件に言い換えます。「評価制度が不明確」であれば「評価基準が明文化されている」、「裁量がない」であれば「一定の裁量を任される役割」といった具合です。

この作業を行うと、最初に思い浮かべた3つ程度の条件が、10個近くまで増えることが多くあります。条件の数が増えるほど、次のステップでの優先順位づけが具体的になります。

ステップ3.絶対条件と妥協条件に分ける

洗い出した条件を、「これがないと同じ理由で辞める可能性が高い絶対条件」と、「あれば嬉しいが、なくても大きな問題にはならない妥協条件」に分けます。

すべての条件を満たす求人はほとんど存在しません。絶対条件を3〜4個に絞り込めると、求人を比較する際の判断が速くなります。

SONOSAKIではこう考える|条件は制度面だけで判断しない

転職の軸というと、給与・勤務地・休日数など、求人票に書かれている制度面の条件を思い浮かべがちです。しかし、それだけでは次の会社でも同じ違和感にぶつかる可能性があります。

株式会社リクルートが転職後半年〜1年の人を対象に行った調査では、「いきいきと働けている」と回答した人は60.2%、「満足している」と回答した人は63.5%でした。いきいきと働けている人に共通していたのは、「周囲から期待されている」「上司が適切な業務支援をしてくれる」「同僚が自分の持ち味を理解してくれている」「協働できている実感がある」という、制度ではなく関係性に関する要因でした。

転職後半年〜1年で「いきいきと働けている」60.2%、「満足している」63.5%。要因として、周囲からの期待、上司の業務支援、同僚の理解、協働の実感が挙げられています。

出典:株式会社リクルート「転職後実態調査」(2023年5月)

つまり、転職の軸には「給与」「勤務地」といった条件だけでなく、「入社後にどんな支援を受けられそうか」という視点も加えることをおすすめします。これは求人票だけでは分かりにくく、面接での質問が必要になる部分です。

求人票だけでは分からない部分を確認する

絶対条件が決まったら、それを面接でどう確認するかまで考えておくと、入社後のギャップを減らせます。

  • 評価基準が明文化されているか → 「評価はどのような基準・頻度で行われますか」と質問する
  • 一定の裁量があるか → 「入社後、どの程度の裁量で仕事を進めることになりますか」と質問する
  • 支援を受けられる環境か → 「入社後、最初の数か月はどんなサポート体制がありますか」と質問する

面接の逆質問で「求人票では分からない実態」を見抜く方法では、こうした質問の具体例をさらに詳しく解説しています。働きやすい会社の特徴とは?求人票には書かれない職場環境の見極め方人間関係がいい会社の見つけ方も、条件を具体化する際の参考になります。

条件を書き出してみたものの、絶対条件を絞りきれない。

そんな状態でも相談できます。

これまでの経験を聞きながら、あなたにとっての絶対条件と妥協条件を一緒に整理します。

プロに相談する

軸が多すぎて絞れない場合

ステップ2で条件を増やした結果、今度は絶対条件が多すぎて絞れなくなることがあります。その場合は、次の質問を使ってみてください。

  • この条件が満たされなかった場合、また同じ理由で転職したいと思うか:思う場合は絶対条件、思わない場合は妥協条件
  • この条件は、入社前の面接で確認できるものか:確認できないものは、優先度を下げて考える
  • 過去の転職・就職で、実際に不満につながった条件はどれか:経験に基づく条件は優先度が高くなりやすい

転職したいけど、次の会社も合わなかったら怖い人へでは、次も合わなかったらという不安を減らすための整理法を解説しています。条件を絞り込む作業は、この不安を減らす作業でもあります。

転職回数を増やさないために

同じ理由で転職を繰り返すと、転職回数そのものが選考で気にされやすくなる場合があります。転職回数が多くても選考に通る人・通りにくい人の違いでも解説していますが、回数そのものより「なぜ環境を変えてきたか」「同じミスマッチが繰り返されていないか」の方が重視されます。転職の軸を具体化しておくことは、この一貫性を持たせるための準備にもなります。

まだ「転職しようか、今のままでいようか」で迷っている段階の場合は、転職しない方がいい人の特徴とは?も先に確認してみてください。

条件を書き出す作業は、一人で最後まで終わらせる必要はありません。絶対条件と妥協条件の整理に迷ったら、経験に合う求人がどの程度あるのかを含めて、SONOSAKIに相談することもできます。転職を決めていない段階からの相談も可能で、希望する場合はそのまま求人・企業紹介まで進められます。

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