仕事に行きたくないのは、職場で気を使いすぎているから?|「これってハラスメント?」と思ったときの見分け方
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怒鳴られているわけではない。 暴言を吐かれているわけでもない。
でも毎朝、「今日、上司の機嫌悪くないかな」から一日が始まる。
あなたなら、これを「仕事だから仕方ない」で済ませますか?
明確な暴言や威圧がなくても、機嫌に振り回される状態が続くなら、それは軽く扱っていい話ではありません。ただし、「ハラスメントに該当するか」と「この環境で働き続けたいか」は、別の軸で考える必要があります。
まず、何が起きているのかを分けて見る
「職場がつらい」の中身は、人によって違います。
- 明確な暴言・威圧:怒鳴る、人格を否定する発言、物に当たる
- 過度な要求:明らかに達成できない量・期限を一方的に課される
- 無視や仲間外し:話しかけても返事がない、必要な情報だけ回ってこない
- 機嫌による態度の変化:同じ報告でも、機嫌がいい日と悪い日で対応がまったく違う
- 常に顔色をうかがっている状態:怒られてはいないが、常に相手の様子を確認しながら動いている
上の2つは、行為として説明しやすいタイプです。下の3つ、とくに最後の2つは、「これは普通のことなのか、それとも異常なのか」が自分でも判断しづらく、モヤモヤが長引きやすい種類です。
「ハラスメントにあたるか」と「働き続けたいか」は別の問題
法律や制度の上でハラスメントに該当するかどうかは、専門的な判断が必要です。SONOSAKIは、個別の状況が法的にハラスメントにあたるかどうかを断定する立場にはありません。
ただ、キャリアの相談としては、もう一つ別の問いがあります。「これは法的にどう分類されるか」ではなく、「この環境で、これからも働き続けたいか」です。
法律上の基準を満たすかどうかに関わらず、毎朝気が重く、休みの日まで職場のことを考えて疲れているなら、それは環境を見直す理由として十分です。
厚労省の定義は、こう理解しておく
厚生労働省は、職場のパワーハラスメントを、次の3つがすべて重なる言動と定義しています。①優越的な関係を背景にしていること、②業務上必要な範囲を明らかに超えていること、③働く環境が悪化していること。
出典:厚生労働省「あかるい職場応援団」
平たく言うと、「立場を利用していて」「指導として必要な範囲を超えていて」「実際に働きにくくなっている」の3つが揃っているか、ということです。1つだけでは判断できず、当てはまるかどうかはケースによって変わります。だからこそ、自分のケースを一人で断定しようとしすぎなくて大丈夫です。
SONOSAKIではこう考える
SONOSAKIでは、「ハラスメントに該当するかどうか」だけを、会社を辞めるかの唯一の基準にはしません。
法律上どう分類されるかとは別に、「この環境でこれからも働き続けたいか」も、キャリアを考えるうえで重要な判断材料だと考えています。だからといって、すぐに転職を勧めるわけではありません。状況に応じて選べる手段はいくつかあります。
今、選べる手段
- 社内で相談する:人事や、直属の上司以外の相談窓口
- 異動を相談する:同じ会社でも部署を変えることで状況が変わる場合がある
- 記録をつける:日時・内容・そのときの状況を残しておくと、後で相談する際に役立つ
- 外部の窓口に相談する:厚生労働省の総合労働相談コーナーなど、社外の公的な相談先もある
- 環境を変える:社内での改善が難しい場合、転職も選択肢に入る
どれか一つが正解というより、今の状況によって組み合わせが変わります。
今日からできること
まずは、いつ・何があって・どう感じたかを、短くでいいのでメモに残してみてください。「機嫌が悪い日はこう」「機嫌がいい日はこう」と並べてみると、自分が本当に疲れているのは何に対してなのかが見えやすくなります。
一人で判断がつかないときは
上司に怒られてばかりで辛いと感じたら|考え方の整理と対処法では、直接的に怒られる頻度が高いケースの対処法を解説しています。理由がはっきりしないまま行きたくないと感じる場合は仕事に行きたくない理由が自分でもわからないとき、「行きたくない」が「辞めたい」に変わりつつあると感じる場合は「仕事に行きたくない」が「辞めたい」に変わる瞬間とは?見極めのサインも参考にしてください。朝、体が動かないほどつらい場合は会社に行くのがつらい朝|無理に気合いを入れなくていい理由もあわせてご覧ください。
この記事の要点
- 暴言がなくても、上司の機嫌に振り回される状態が続くなら軽く扱わなくていい
- 「ハラスメントに該当するか」と「働き続けたいか」は別の問題として考える
- 厚労省の定義は3要素(優越的な関係/業務上必要な範囲を超える/就業環境の悪化)がすべて重なるかどうか
- SONOSAKIは法的判定を行う立場にはない。ただし「この環境で働き続けたいか」も大事な判断材料として一緒に考える
「気にしすぎなのか、環境を変えた方がいいのか、自分では判断がつかない」というときは、LINEで今の状況を聞かせてください。今の会社に残る、異動する、転職する、どの選択肢も対等に整理したうえで、必要であれば求人のご紹介もできます。